日本の山 高さランキングTOP30と47都道府県の最高峰マップ【2026年】

日本の山 高さランキングTOP30と47都道府県の最高峰マップ
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「日本の山はどれだけ高いか」「47都道府県の最高峰はどう違うか」という問いには、TOP30の標高ランキングと47都道府県のタイルマップを並べて読むのが近道です。順位の山と地理の広がりを1枚ずつ見比べると、日本の垂直構造の偏りがはっきり浮かびます。

日本最高峰は富士山(剣ヶ峰)3,776m。2位は北岳3,193m(南アルプス・山梨)、3位タイは奥穂高岳と間ノ岳がいずれも3,190mで並びます。国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」によれば、TOP30はすべて中部山岳(北アルプス・南アルプス・中央アルプス・独立峰系)に集中し、関東以北・関西以西には1座も含まれません。日本のTOP30は、フォッサマグナと中央構造線の隆起帯にだけ立ち上がっているのが、いまの日本の山岳構造の見え方です。

本記事では、国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」と「都道府県の最高地点」の一次情報をもとに、TOP30 標高ランキング・47都道府県の最高峰タイルマップ・標高分布ヒストグラム・山系別構成・47県完全一覧表という6種類の図解で整理します。順位(高さ)と地理(広がり)を別々の角度から重ねることで、日本列島の垂直構造を観察していきます。

EVIDENCE / 可視化pediaの結論

日本一の山はどれだけ高く、47都道府県の最高峰はどう分布しているのか。

日本最高峰は富士山3,776m。3,000m超は5県だけ・1,000m未満も4県だけの二極構造。

日本最高峰(剣ヶ峰) 3,776m 富士山(山梨・静岡)/2位の北岳3,193mを583m引き離す圧倒的1位
日本TOP10の平均標高 3,211m 全10座が中部山岳(北アルプス・南アルプス)に集中
47都道府県最高峰の平均 1,873m 3,000m超は5県・1,000m未満は4県の二極構造
千葉県・愛宕山(47位) 408m 最高峰3,776mとの差は約9.3倍/航空自衛隊基地内・許可制

SOURCE

国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」/国土地理院「都道府県の最高地点」/Wikipedia「各都道府県の最高峰」(出典:田代博ほか『山の地図と地形』山と渓谷社・国土地理院)

楓の整理
この記事の要点

◆ 日本最高峰は富士山(剣ヶ峰)3,776m。2位の北岳3,193mとの差は583mで、TOP30は北アルプス16座・南アルプス10座・独立峰系3座・中央アルプス1座と中部山岳に集中しています。
◆ 47都道府県の最高峰の平均標高は1,873m。3,000m超を持つのは山梨・静岡・長野・岐阜・富山の5県のみで、1,000m未満も千葉・沖縄・京都・大阪の4県のみという二極構造です。
◆ 47位は千葉県の愛宕山408mで、最高峰3,776mとの差は約9.3倍。峯岡山分屯基地(航空自衛隊)内にあり、最高峰のなかで唯一の許可制立入になっています。

出典:国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」/国土地理院「都道府県の最高地点」/Wikipedia「各都道府県の最高峰」(出典:田代博ほか『山の地図と地形』山と渓谷社・国土地理院)

本記事は楓が調査・編集しています。掲載情報は執筆時点のものです。数値・制度・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

日本の山 標高ランキングTOP30|富士山3,776mを頂点とする中部山岳の独占

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30座を1枚の横棒で見ると、富士山だけが突出してそのあとTOP10が3,100m前後で密集し、20位以下が2,900m台に並ぶ三層の波形が現れます。山系を色分けしておくと、TOP30が中部山岳の中で塊になっていることが視認できます。

日本の山 標高ランキング TOP30 国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」より作成 北アルプス 南アルプス 中央アルプス 独立峰 3,000m 3,100m 3,200m 3,300m 3,500m 3,776m 1. 富士山(剣ヶ峰) 3,776m 2. 北岳 3,193m 3. 奥穂高岳 3,190m 3. 間ノ岳 3,190m 5. 槍ヶ岳 3,180m 6. 悪沢岳 3,141m 7. 赤石岳 3,121m 8. 涸沢岳 3,110m 9. 北穂高岳 3,106m 10. 大喰岳 3,101m 11. 前穂高岳 3,090m 12. 中岳(北アルプス) 3,084m 13. 中岳(荒川中岳) 3,084m 14. 御嶽山 3,067m 15. 農鳥岳 3,051m 16. 塩見岳 3,047m 17. 南岳 3,033m 18. 仙丈ヶ岳 3,033m 19. 乗鞍岳 3,026m 20. 立山(大汝山) 3,015m 21. 聖岳 3,013m 22. 剱岳 2,999m 23. 水晶岳 2,986m 24. 甲斐駒ヶ岳 2,967m 25. 木曽駒ヶ岳 2,956m 26. 白馬岳 2,932m 27. 薬師岳 2,926m 28. 野口五郎岳 2,924m 29. 鷲羽岳 2,924m 30. 大天井岳 2,922m ▲ 圧倒的1位 出典:国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」 ※ 標高はメートル。剣ヶ峰など測定点名を併記。3位は奥穂高岳・間ノ岳が同標高で並ぶ。

国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」によれば、日本最高峰は富士山(剣ヶ峰)3,776mで、2位の北岳3,193m(南アルプス・山梨)との差は583mに達します。1位と2位の格差として国際比較しても、日本の富士山は突出しています。3位タイは奥穂高岳3,190m(北アルプス・長野/岐阜)と間ノ岳3,190m(南アルプス・山梨/静岡)で並び、5位の槍ヶ岳3,180mまでが3,100mを超える中核です。

TOP10はいずれも3,100m前後の標高に密集し、平均は3,211m。北アルプスからは槍ヶ岳・奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳・大喰岳の5座、南アルプスからは北岳・間ノ岳・悪沢岳・赤石岳の4座、独立峰の富士山が頂点に立つ構成で、TOP10はすべて南アルプスと北アルプスの稜線、それに富士山に集約されます。20位以下は2,900〜2,999m台に薄く広がり、25位の木曽駒ヶ岳2,956mが中央アルプスから唯一TOP30入りしています。

TOP30はなぜ中部山岳に集中するのか|山系別の分布

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TOP30を山系別にドットで並べると、北アルプスと南アルプスに点が密集する偏りが一目で見えます。関東以北・関西以西からTOP30に入る山がゼロというのは、地形的な集中の裏返しです。

TOP30の山系構成 — 中部山岳への極端な集中 関東以北・関西以西からは1座も入らない構造 ●北アルプス 16座 ●南アルプス 10座 ●独立峰系 3座 ●中央アルプス 1座 3,000 3,100 3,200 3,400 3,600 3,800 m 北アルプス 16座 南アルプス 10座 独立峰 3座 富士山 3,776m 中央アルプス 1座 出典:国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」より集計 ※ 1座=1ドット。同標高の複数座は縦方向に微小オフセットして表示。標高はメートル。

TOP30の山系別内訳は、北アルプス16座・南アルプス10座・独立峰系3座(富士山・御嶽山・乗鞍岳)・中央アルプス1座(木曽駒ヶ岳)です。北アルプスと南アルプスを合わせると26座で、TOP30の約87%を占めます。残りも中央アルプスと中部の独立峰3座で構成されており、関東以北(東北・北海道)からも、関西以西(近畿・中国・四国・九州)からも、TOP30に入る山は1座もありません。

この集中は、本州中央部のフォッサマグナと中央構造線が交差する一帯で起きた隆起の結果として整理できます。北アルプスと南アルプスは数百万年単位の地殻変動で押し上げられ、3,000m級の連嶺を形成しました。富士山・御嶽山・乗鞍岳の3座は、隆起帯のうえに重なった大型の火山活動によって独立峰として高さを得ています。日本のTOP30は、地理的にも地質的にも、本州中央部の特定エリアに集約されたランキングです。

47都道府県マップで見る最高峰の高さ

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47都道府県の最高峰を5階調で塗ったタイルマップを並べると、中部の濃い色帯と西日本の中間帯、そして千葉・沖縄の最も淡い帯が見えてきます。順位ではなく地理として読むと、別の構造が浮かびます。

47都道府県の最高峰の標高 国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」「都道府県の最高地点」より作成 📖 凡例 / HOW TO READ タイル色=最高峰の標高(5階調) ← 最高峰が高い 最高峰が低い → 3,000m 以上 (最高峰級) 2,000m 〜 2,999m 1,500m 〜 1,999m 1,000m 〜 1,499m 1,000m 未満 (低水準) データ出所 公式 =国土地理院 公式値(全47県) 北海道 2,291m 青森 1,625m 秋田 1,637m 岩手 2,038m 山形 2,236m 宮城 1,825m 福島 2,356m 沖縄 526m 石川 2,702m 富山 3,015m 新潟 2,766m 福井 2,095m 岐阜 3,190m 長野 3,190m 山梨 3,776m 愛知 1,415m 静岡 3,776m 群馬 2,578m 栃木 2,578m 埼玉 2,483m 茨城 1,022m 東京 2,017m 神奈川 1,673m 千葉 408m 滋賀 1,377m 京都 972m 兵庫 1,510m 大阪 959m 奈良 1,915m 三重 1,695m 和歌山 1,382m 鳥取 1,729m 島根 1,346m 岡山 1,345m 広島 1,346m 山口 1,337m 香川 1,060m 愛媛 1,982m 徳島 1,955m 高知 1,893m 福岡 1,230m 長崎 1,486m 佐賀 1,076m 大分 1,791m 熊本 1,739m 宮崎 1,756m 鹿児島 1,936m ▲ 最高峰の高い県 TOP5 1. 静岡 公式 3,776m 2. 山梨 公式 3,776m 3. 岐阜 公式 3,190m 4. 長野 公式 3,190m 5. 富山 公式 3,015m ▽ 最高峰の低い県 WORST5 1. 千葉 公式 408m 2. 沖縄 公式 526m 3. 大阪 公式 959m 4. 京都 公式 972m 5. 茨城 公式 1,022m 出典:国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」/国土地理院「都道府県の最高地点」 ※ 富士山(山梨・静岡)、奥穂高岳(長野・岐阜)、日光白根山(栃木・群馬)、恐羅漢山(島根・広島)は2県の最高峰を兼ねます。

国土地理院の都道府県別最高地点をタイルマップで5階調にすると、中部の山梨・静岡・長野・岐阜・富山の5県が3,000m超の最濃帯として浮かび、日本海側の新潟・石川と関東の栃木・群馬・埼玉、東北の福島・山形・北海道などが2,000m台の濃帯を形成します。西日本は1,500〜1,999m台が中心で、九州・四国・中国地方が中間帯にまとまる傾向です。

最高峰の高い県TOP5は山梨・静岡(富士山3,776m)、長野・岐阜(奥穂高岳3,190m)、富山(立山3,015m)。最高峰の低い県WORST5は千葉(愛宕山408m)、沖縄(於茂登岳526m)、大阪(大和葛城山959m)、京都(皆子山972m)、茨城(八溝山1,022m)です。タイルマップは、日本列島が「中部の3,000m級・東日本の2,000m台・西日本の1,500m台・関東/沖縄の数百m」という階段状の垂直構造を持つことを、47県の地理配置のままに見せています。

47都道府県最高峰の標高分布|二極構造の正体

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47県の最高峰を5階級でヒストグラムにすると、1,500〜1,999m帯に最も多く集中し、両端の3,000m超と1,000m未満が同じくらい少ないという山型ではない非対称な分布が見えてきます。

47都道府県最高峰の標高分布 1,500〜2,000m帯が最多15県/3,000m級は5県のみの希少帯 5 10 15 (県数) 4県 1,000m未満 千葉・沖縄・京都・大阪 12県 1,000〜1,499m 茨城・愛知・滋賀・和歌山ほか 15県 1,500〜1,999m 宮城・大分・愛媛・徳島ほか 11県 2,000〜2,999m 北海道・福島・栃木・群馬ほか 5県 3,000m以上 山梨・静岡・長野・岐阜・富山 🏔 中央集積:1,500〜1,999m帯 47県中15県(約32%)が集中する最頻帯 出典:国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」「都道府県の最高地点」より作成 ※ 最高峰の重複(富士山=山梨・静岡など)は2県分カウント。合計47県。

47都道府県の最高峰を標高で5階級に分けると、3,000m以上が5県、2,000〜2,999mが11県、1,500〜1,999mが15県、1,000〜1,499mが12県、1,000m未満が4県という分布になります。最頻帯は1,500〜1,999mの15県で、47県の約32%を占める中央集積です。1,000〜1,999m帯(27県・約57%)に47県の半数以上が含まれ、ここが「日本の標準的な最高峰」の高さ帯ということになります。

両端は希少です。3,000m超を持つ県は山梨・静岡・長野・岐阜・富山の5県だけで、これらは「2県で富士山を兼ねる」「2県で奥穂高岳を兼ねる」という構造のため、実質的な3,000m超の山岳エリアは富士山と北アルプス南部の2エリアに集約されます。1,000m未満の千葉408m・沖縄526m・大阪959m・京都972mも4県のみで、本州主要都市圏の中で大阪・京都が下位に並ぶのが目を引きます。中央集積と両端の希少という非対称分布が、日本の最高峰の構造的特徴です。

47都道府県の最高峰の山系構成

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47県の最高峰を山系別に集計すると、北アルプスと独立峰系がそれぞれ4県でトップ、紀伊山地・四国山地・冠山山地が3県ずつと続きます。1県のみの単独山系が20県と、最も多いのは「他県と共有しない最高峰」のグループです。

47都道府県最高峰の山系別構成 北アルプス・独立峰系がそれぞれ4県でトップ。1県のみの単独山系は20県と最多 北アルプス 4県 新潟・富山・長野・岐阜 独立峰系 4県 山梨・静岡(富士山)/青森(岩木山)/福島(燧ヶ岳) 紀伊山地 3県 三重・奈良・和歌山 四国山地 3県 徳島・愛媛・高知 冠山山地 3県 島根・広島・山口 中国山地 2県 兵庫・岡山 奥羽山脈 2県 岩手・秋田 両白山地 2県 石川・福井 日光火山群 2県 栃木・群馬 九州山地 2県 熊本・宮崎 その他(1県のみ) 20県 北海道・宮城・山形・茨城・埼玉ほか16県 出典:国土地理院「日本の主な山岳標高」「都道府県の最高地点」より集計(山系分類はWikipedia「各都道府県の最高峰」を補助参照) ※ 重複県(富士山=山梨・静岡/奥穂高岳=長野・岐阜/日光白根山=栃木・群馬/恐羅漢山=島根・広島)は2県分カウント。合計47県。

47県の最高峰を山系別に集計すると、北アルプス4県(新潟・富山・長野・岐阜)と独立峰系4県(山梨・静岡=富士山/青森=岩木山/福島=燧ヶ岳)が同率トップ。紀伊山地3県(三重・奈良・和歌山)、四国山地3県(徳島・愛媛・高知)、冠山山地3県(島根・広島・山口)、中国山地2県、奥羽山脈2県、両白山地2県、日光火山群2県、九州山地2県と、複数県をまたぐ山系が続きます。

残りの20県は、それぞれ単独の山地・山系・島嶼を最高峰とする県です。北海道(石狩山地)、宮城(蔵王連峰)、山形(鳥海山)、茨城(八溝山地)、埼玉(奥秩父山塊)、千葉(房総丘陵)、東京(奥多摩)、神奈川(丹沢山地)、愛知(美濃三河高原)、滋賀(伊吹山地)、京都(丹波高地)、大阪(金剛山地)、鳥取(大山山系)、香川(讃岐山脈)、福岡(津江山系)、佐賀(多良山地)、長崎(雲仙山系)、大分(九重山)、鹿児島(屋久島)、沖縄(石垣島)。日本の最高峰は連なる山系で共有される県と、単独の地形で独立する県が混在する構造です。

47都道府県の最高峰 完全一覧

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ランキングと地図を見たうえで、47県すべてを並べた一覧表を最後に置いておきます。色帯は標高階級と連動しているので、地理の順番のまま「自分の県は何階級か」が読み取れます。

47都道府県の最高峰 完全一覧 県名/最高峰の名称/標高(m)。色帯は標高階級と連動(タイルマップと共通配色) 最高峰 標高(m) 北海道 大雪山(旭岳) 2,291 青森 岩木山 1,625 岩手 岩手山 2,038 宮城 屏風岳 1,825 秋田 秋田駒ヶ岳 1,637 山形 鳥海山 2,236 福島 燧ヶ岳 2,356 茨城 八溝山 1,022 栃木 日光白根山 2,578 群馬 日光白根山 2,578 埼玉 三宝山 2,483 千葉 愛宕山 408 東京 雲取山 2,017 神奈川 蛭ヶ岳 1,673 新潟 小蓮華山 2,766 富山 立山(大汝山) 3,015 最高峰 標高(m) 石川 白山(御前峰) 2,702 福井 越前三ノ峰 2,095 山梨 富士山(剣ヶ峰) 3,776 長野 奥穂高岳 3,190 岐阜 奥穂高岳 3,190 静岡 富士山(剣ヶ峰) 3,776 愛知 茶臼山 1,415 三重 大台ヶ原山 1,695 滋賀 伊吹山 1,377 京都 皆子山 972 大阪 大和葛城山 959 兵庫 氷ノ山 1,510 奈良 八経ヶ岳 1,915 和歌山 龍神岳 1,382 鳥取 大山(剣ヶ峰) 1,729 島根 恐羅漢山 1,346 最高峰 標高(m) 岡山 後山 1,345 広島 恐羅漢山 1,346 山口 寂地山 1,337 徳島 剣山 1,955 香川 竜王山 1,060 愛媛 石鎚山(天狗岳) 1,982 高知 三嶺 1,893 福岡 釈迦岳 1,230 佐賀 経ヶ岳 1,076 長崎 雲仙岳(平成新山) 1,486 熊本 国見岳 1,739 大分 九重山(中岳) 1,791 宮崎 祖母山 1,756 鹿児島 宮之浦岳 1,936 沖縄 於茂登岳 526 出典:国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」「都道府県の最高地点」 ※ 秋田・福井・大阪・和歌山・福岡は「県内最高峰(名前のあるピーク)」と「県内最高地点」が異なります。本表は最高峰で統一。

47県を地理順(北海道→沖縄)に並べた完全一覧です。色帯は標高階級と連動し、3,000m超の最濃帯から1,000m未満の最淡帯までが視覚的に確認できます。秋田・福井・大阪・和歌山・福岡では「県内最高峰(名前のあるピーク)」と「県内最高地点」が異なる場合があるため、本表は最高峰(名前のあるピーク)に統一しています。データは国土地理院公式値です。

楓のまとめ|順位と地理は別々の構造を語っている

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ここまでの順位(TOP30)と地理(47都道府県)を一通り並べると、日本の垂直構造の偏りが、別々の角度から確認できます。3つの観察事実に整理しておきます。

「日本の山はどれだけ高いか」「47都道府県の最高峰はどう違うか」という問いに対して、本記事の図解は、順位(高さの絶対値)と地理(広がり)が別々の構造を語ることを示してきました。データそのものに優劣をつけるのではなく、見え方の違いを観察事実として整理しておきます。

楓の観察整理
3つの観察事実

観察1. TOP30はすべて中部山岳(北アルプス16座・南アルプス10座・独立峰系3座・中央アルプス1座)に集中し、関東以北・関西以西には1座も含まれません。日本の3,000m級の山は、フォッサマグナと中央構造線の隆起帯にだけ立ち上がっています。

観察2. 47都道府県の最高峰は、3,000m超5県・2,000m台11県・1,500〜1,999m帯15県・1,000〜1,499m帯12県・1,000m未満4県という分布で、最頻帯は1,500〜1,999m。中央集積と両端の希少という構造が、日本列島の垂直方向の偏りを表しています。

観察3. 日本最高峰の富士山3,776mと47位の千葉県・愛宕山408mとの差は約9.3倍。最高峰3,000m超の中部5県と、最高峰1,000m未満の千葉・沖縄・京都・大阪の4県が、同じ国土の中で同居しています。

3つの観察事実を重ねて読むと、日本の最高峰の景色は、TOP30の中部独占(順位の集中)と47都道府県の二極構造(地理の偏り)という二つのレイヤーで構成されていることが見えます。高さの順位は中部山岳に集まり、地理の広がりは1,500〜1,999m帯に集まるという構造を、国土地理院の公式値に基づく図解で確認しました。「日本の山 高さランキング」と「47都道府県の最高峰」は、同じ国土の中で別々の物語を持っています。

よくある質問(FAQ)

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山の高さを読むときは、順位(絶対標高)・地理(県別配置)・山系(地形構造)の3つの軸をセットで見るのがおすすめです。同じ標高データでも、軸を変えると別の物語が読み取れます。

Q1. なぜ日本の高い山は中部地方に集中しているのですか?

本州中央部のフォッサマグナと中央構造線が交差するエリアで、数百万年単位の地殻変動による隆起が集中したためです。北アルプス・南アルプス・中央アルプスはこの隆起帯の中で形成された3,000m級の連嶺で、富士山・御嶽山・乗鞍岳といった独立峰も同じ隆起帯のうえに大型の火山活動が重なって立ち上がりました。結果として、日本のTOP30は北アルプス16座・南アルプス10座・独立峰系3座・中央アルプス1座と、本州中央部の特定エリアに集約されています。関東以北・関西以西からは、TOP30に入る山が1座もありません。

Q2. 「最高峰」と「最高地点」はどう違うのですか?

「最高峰」は名前のあるピーク(山)として認識される最高地点で、「最高地点」は山の名前にかかわらず県内で最も標高の高い地点です。多くの県では両者が一致しますが、秋田・福井・大阪・和歌山・福岡では一致しません。たとえば秋田県は最高峰が秋田駒ヶ岳(男女岳)1,637mですが、県内の最高地点は鳥海山中腹の1,775m地点(県境寄り・山頂は山形県)にあります。本記事は「名前のあるピーク」を基準にした最高峰で47県を統一しています。最高地点の定義での比較はやや異なる結果になります。

Q3. 千葉県の最高峰・愛宕山が立入制限されているのはなぜですか?

千葉県の最高峰・愛宕山408mは、千葉県南部の鴨川市・南房総市にかけて広がる房総丘陵の一峰で、山頂が航空自衛隊・峯岡山分屯基地の敷地内にあるためです。47都道府県の最高峰のうち、立入が許可制となっているのは愛宕山だけで、登山可能な日程は事前申請に基づきます。標高408mは47位(最低)で、最高峰の富士山3,776mとの差は約9.3倍です。千葉県の地形は房総丘陵が県全域に広がる構造で、もとより1,000m級の山が成立しにくい地質条件にあります。

🔍 この記事のファクトチェックについて

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当サイトはファクトチェックを実施しています。このページのファクトチェックのエビデンスを以下に掲載します。

この記事のファクトチェックについて
確認日:2026年5月

記事内の主要な数値・事実について、公式サイトおよび一次情報源を用いて確認しています。確認できた項目には「確認済み」、最新情報を確認すべき項目には「要確認」を表示しています。

✅ 確認済み

日本最高峰は富士山(剣ヶ峰)3,776m。2位は北岳3,193m(南アルプス・山梨)、3位タイは奥穂高岳3,190m・間ノ岳3,190m

国土地理院「日本の主な山岳標高(1003山)」 →
✅ 確認済み

3,000m超の最高峰を持つ県は山梨・静岡・長野・岐阜・富山の5県、1,000m未満は千葉・沖縄・京都・大阪の4県

国土地理院「都道府県の最高地点」 →
✅ 確認済み

千葉県の最高峰は愛宕山408m(47位)。沖縄県の最高峰は於茂登岳526m(46位)

国土地理院「都道府県の最高地点」 →
✅ 確認済み

富士山(山梨・静岡)、奥穂高岳(長野・岐阜)、日光白根山(栃木・群馬)、恐羅漢山(島根・広島)は2県の最高峰を兼ねる

Wikipedia「各都道府県の最高峰」 →
⚠ 要確認

秋田・福井・大阪・和歌山・福岡では「県内最高峰(名前のあるピーク)」と「県内最高地点」が異なる場合があります。本記事は「最高峰」(名前のあるピーク)で統一しています。

国土地理院 都道府県の最高地点 →
⚠ 要確認

千葉県の最高峰・愛宕山は峯岡山分屯基地(航空自衛隊)内にあり、立入は許可制です。詳細は防衛省・自衛隊の公式案内をご確認ください。

航空自衛隊 公式サイト →
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