
結婚式の費用は、1年分の平均だけでは動きが見えません。2005年調査から2024年調査までを1本の折れ線に並べ、式を行った人の割合は別の図に分けて確かめます。
結婚式の費用と実施率は、どう変わったのでしょうか。リクルート ブライダル総研の「ゼクシィ結婚トレンド調査」では、挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額(全国の推計値)は、2005年調査の292.8万円から、2020年調査で362.3万円、2024年調査は343.9万円でした。招待客の人数は75.3人から52.0人で、2005年調査より約23人少なくなっています。
式を行った人の割合は、同じ総研の「結婚総合意識調査」で確かめられます。披露宴・ウエディングパーティーを行った人は2019年の51.7%から2024年は45.5%、挙式・披露宴・食事会・写真撮影のどれも行わなかった人は19.3%から22.2%でした。
この2つの調査は2024年が最終回で、2025年からは対象の違う「結婚マーケット調査」に統合されました。本記事では、2024年までの推移を折れ線と棒で整理し、2025年の新しい調査の値は、線につながずに別の枠で示します。
結婚式の費用と、式を行う人の割合は、どう変わったのでしょうか。リクルートの調査で、2005年から2024年までを確かめます。
総額は2020年調査の362.3万円が最大で、2024年調査は343.9万円でした。
ゼクシィ調査
ゼクシィ調査
292.8万円
招待客75.3人 2020年調査
362.3万円
(最大) 2021年調査
292.3万円
招待客42.8人 2024年調査
343.9万円
招待客52.0人
本記事は楓が調査・編集しています。掲載情報は執筆時点のものです。数値・制度・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
挙式と披露宴の総額はどう動いたか|2005年調査から2024年調査まで

19時点を1本の折れ線にすると、最も大きい年と最も小さい年が隣り合っていることが見えます。2011年調査は全国の値がないので、線を切って示しています。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
ゼクシィ結婚トレンド調査の「挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額」は、全国の推計値で2005年調査が292.8万円でした。その後は2009年調査が330.7万円、2012年調査が343.8万円、2016年調査が359.7万円です。2020年調査の362.3万円が、2005年調査から2024年調査までの19時点で最も大きい値でした。
翌年の2021年調査は292.3万円で、19時点で最も小さい値です。2020年調査との差は70.0万円、率にして19.3%でした。2021年調査は、2020年4月から2021年3月に挙式または披露宴を行った人が対象です。2005年調査の292.8万円との差は0.5万円でした。
2022年調査は303.8万円、2023年調査は327.1万円、2024年調査は343.9万円です。2024年調査の値は、2005年調査より51.1万円(17.5%)大きく、2020年調査より18.4万円(5.1%)小さくなっています。
この金額は、式を挙げた『ゼクシィ』読者・会員の平均です。結婚した人全体の平均ではなく、式を挙げなかった人は含まれていません。全国の値は、地域ごとの回答を婚姻件数で重み付けした推計値です。「2024年調査」は調査の年を指し、対象は2023年4月から2024年3月に式を挙げた人です。
2011年調査は、東北と北関東の4つの地域で調査が行われておらず、全国の推計値が算出されていません。図では、2010年調査と2012年調査の間の線を切っています。対象の地域は調査年によって違い、2020年調査からは『ゼクシィ』のネット会員が対象に加わりました。
招待客の人数と、1人あたりの費用|総額とは違う形の線

総額だけでなく、招待客の人数と、1人あたりの費用を上下に並べました。1人あたりの費用は調査が公表している値で、総額を人数で割ったものではありません。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数は、2005年調査と2006年調査が75.3人、2007年調査が76.0人でした。2012年調査は73.7人、2019年調査と2020年調査は66.3人です。2021年調査は42.8人で、2024年調査は52.0人でした。2005年調査と比べると23.3人、率にして30.9%少ない人数です。
招待客1人あたりの挙式、披露宴・ウエディングパーティー費用は、2005年調査が4.5万円、2010年調査が5.3万円、2020年調査が6.9万円でした。2021年調査と2022年調査は9.8万円、2023年調査は8.9万円、2024年調査は8.6万円です。
1人あたりの費用は、総額と招待客人数の両方に答えた人だけで集計された公表値です。項目ごとに集計の対象が違うので、この記事では、総額を招待客人数で割る計算はしていません。総額、人数、1人あたりの費用の3本は、図のとおり違う形の線を描いています。
結婚を機に行ったこと|挙式・披露宴・食事会・写真撮影の割合

ここからは別の調査です。式を挙げた人だけでなく、結婚した人全体に、何を行ったかをたずねています。4つの項目を1枚に重ねました。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
結婚総合意識調査は、前年4月から当年3月に結婚した20〜49歳の既婚者に、結婚を機に行ったことを複数回答でたずねています。2024年は、写真撮影が62.1%、挙式が50.1%、親族中心の食事会が46.6%、披露宴・ウエディングパーティーが45.5%でした。
披露宴・ウエディングパーティーを行った人の割合は、2019年の51.7%から2021年は35.8%、2024年は45.5%でした。2019年と2024年の差は6.2ポイントです。挙式は61.1%から50.1%、親族中心の食事会は51.3%から46.6%でした。
写真撮影は2019年が57.5%、2024年が62.1%で、6年とも披露宴・ウエディングパーティーを上回っています。披露宴・ウエディングパーティーの割合は、6年とも挙式を下回りました。この調査で定義がそろうのは2019年から2024年の6年分で、図もこの期間だけを線にしています。
何も行わなかった人の割合|2019年から2024年

挙式も披露宴も食事会も写真撮影も行わなかった人の割合を、6本の棒にしました。年ごとの値をそのまま読めるよう、棒の色は1色にしています。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
結婚総合意識調査で、挙式、披露宴・ウエディングパーティー、親族中心の食事会、写真撮影のいずれも行わなかった人の割合は、2019年が19.3%、2020年が19.9%でした。2021年は28.9%で6年のうち最も大きく、2024年は22.2%です。2019年と2024年の差は2.9ポイントでした。
式を挙げないことは「ナシ婚」と呼ばれることがありますが、この言葉が指す範囲は調査によって違います。この記事では、結婚総合意識調査の「非実施」、つまり4つの行事を何も行わなかった人の割合だけを扱います。写真撮影だけを行った人は、この割合には入っていません。
2018年以前にも同じ調査はあります。ただし2014年から2016年は「挙式も披露宴も行っていない人」を数えていて、食事会や写真撮影だけを行った人が含まれます。定義が違うので、2019年以降の値とは並べていません。参考値は、あとの一覧に載せています。
2025年から調査が変わった|3つの調査の関係

この記事の数字は、どの調査の、誰の平均なのか。3枚のカードに分けました。2025年の値は、2024年までの線とはつなげていません。
3つの調査の関係
いずれもリクルート ブライダル総研の調査です。上の2つは2024年調査まで、下の1つは2025年調査からです。
ゼクシィ結婚トレンド調査
誰に聞いたか式を挙げた『ゼクシィ』読者・会員(郵送)
いつまで2024年調査まで
この記事で使った数字総額・招待客人数・1人あたりの費用
結婚総合意識調査
誰に聞いたか結婚した20〜49歳の既婚者(インターネット)
いつまで2024年調査まで
この記事で使った数字挙式・披露宴・食事会・写真撮影を行った人の割合
結婚マーケット調査
誰に聞いたか全国20〜49歳の男女(インターネット)
いつまで2025年調査から
この記事で使った数字下の4つの値(2024年までとは比べられません)
2025年の値(2024年までとは比べられません)
報告書の注記:「※2024年版まで実施していた『ゼクシィ結婚トレンド調査』とは調査対象が異なるため、本報告内容との過去比較はいたしません。」
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
ここまでの費用と割合は、リクルート ブライダル総研の2つの調査の数字です。どちらも2024年調査が最終回で、2025年調査からは「結婚マーケット調査」に統合されました。新しい調査は対象が全国20〜49歳の男女に変わり、2024年までの値とは比べられません。
リクルートは新しい調査の報告書に、過去との比較をしないという注記を載せています。この記事でも、2025年の値と2024年までの値の差や増減率は計算していません。2025年の値は、上のカードの下の段に、2024年までの値と分けて載せています。
年別の一覧で確かめる|費用・割合・調査の切り替わり

図に値を書ききれなかった年も、一覧で確かめられます。タブを押すと、費用、行った人の割合、調査の切り替わりの3つを切り替えられます。
費用の一覧には、調査年ごとに「式を挙げた時期」を添えました。たとえば2021年調査は、2020年4月から2021年3月に式を挙げた人の平均です。割合の一覧には、定義のそろう2019年から2024年の6年分と、定義の違う2014年から2016年の参考値を、分けて載せています。
ゼクシィ結婚トレンド調査・全国(推計値)。調査年の下の小さな数字は、式を挙げた時期(年.月)です。総額は「挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額」、1人あたりは「招待客1人あたりの挙式、披露宴・ウエディングパーティー費用」の公表値です。
| 調査年 (式を挙げた時期) | 総額 (万円) | 招待客 (人) | 1人あたり (万円) |
|---|---|---|---|
| 2005年調査 2004.4〜2005.3 | 292.8 | 75.3 | 4.5 |
| 2006年調査 2005.4〜2006.3 | 303.1 | 75.3 | 4.6 |
| 2007年調査 2006.4〜2007.3 | 318.7 | 76.0 | 4.8 |
| 2008年調査 2007.4〜2008.3 | 317.4 | 73.8 | 4.9 |
| 2009年調査 2008.4〜2009.3 | 330.7 | 73.8 | 5.1 |
| 2010年調査 2009.4〜2010.3 | 325.7 | 72.7 | 5.3 |
| 2011年調査 2010.4〜2011.3 | 全国の値なし(東北・北関東の4地域で調査なし) | ||
| 2012年調査 2011.4〜2012.3 | 343.8 | 73.7 | 5.4 |
| 2013年調査 2012.4〜2013.3 | 340.4 | 73.1 | 5.5 |
| 2014年調査 2013.4〜2014.3 | 333.7 | 72.2 | 5.5 |
| 2015年調査 2014.4〜2015.3 | 352.7 | 72.5 | 5.9 |
| 2016年調査 2015.4〜2016.3 | 359.7 | 71.6 | 6.2 |
| 2017年調査 2016.4〜2017.3 | 354.8 | 70.2 | 6.4 |
| 2018年調査 2017.4〜2018.3 | 357.5 | 69.4 | 6.5 |
| 2019年調査 2018.4〜2019.3 | 354.9 | 66.3 | 6.8 |
| 2020年調査 2019.4〜2020.3 | 362.3 | 66.3 | 6.9 |
| 2021年調査 2020.4〜2021.3 | 292.3 | 42.8 | 9.8 |
| 2022年調査 2021.4〜2022.3 | 303.8 | 43.2 | 9.8 |
| 2023年調査 2022.4〜2023.3 | 327.1 | 49.1 | 8.9 |
| 2024年調査 2023.4〜2024.3 | 343.9 | 52.0 | 8.6 |
結婚総合意識調査。各年は前年4月〜当年3月に結婚した20〜49歳の既婚者で、複数回答です。「披露宴」は披露宴・ウエディングパーティー、「食事会」は親族中心の食事会、「何も行わず」は挙式・披露宴・食事会・写真撮影のいずれも行わなかった人です。
| 年 | 挙式 | 披露宴 | 食事会 | 写真 撮影 | 何も 行わず |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年 | 61.1% | 51.7% | 51.3% | 57.5% | 19.3% |
| 2020年 | 60.5% | 51.8% | 49.1% | 59.3% | 19.9% |
| 2021年 | 43.5% | 35.8% | 40.2% | 55.9% | 28.9% |
| 2022年 | 49.0% | 41.1% | 47.3% | 59.7% | 24.3% |
| 2023年 | 53.9% | 47.9% | 51.0% | 60.2% | 21.4% |
| 2024年 | 50.1% | 45.5% | 46.6% | 62.1% | 22.2% |
参考値(2014〜2016年)。この3年は定義が違い、「行っていない」には食事会や写真撮影だけを行った人が含まれます。上の表の値とは比べられません。
| 年 | 挙式か披露宴の いずれかを実施 | 披露宴・ 披露パーティ | 挙式も披露宴も 行っていない |
|---|---|---|---|
| 2014年 | 70.9% | 62.5% | 29.1% |
| 2015年 | 69.0% | 59.7% | 31.0% |
| 2016年 | 68.0% | 58.7% | 32.0% |
| 年 | 調査の変更点 |
|---|---|
| 2011年調査 | 東北と北関東の4地域で調査が行われず、全国の推計値は算出されていません。費用の図と表では、この年を空欄にしています。 |
| 2020年調査 | ゼクシィ結婚トレンド調査の対象が、『ゼクシィ』読者から「読者およびネット会員」になりました。 |
| 2024年調査 | ゼクシィ結婚トレンド調査と結婚総合意識調査の最終回です(2024年10月25日公表)。 |
| 2025年調査 | 2つの調査が「結婚マーケット調査」に統合されました(2026年1月22日公表)。対象は全国20〜49歳の男女です。ウエディングイベント実施率は73.5%、披露宴・ウエディングパーティーは43.1%、挙式と披露宴をともに行った人の総額は平均298.6万円でした。対象と定義が違うので、上の2つのタブの値とは比べられません。 |
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
楓のまとめ|費用は19時点、割合は6時点で確かめる

総額、招待客の人数、行った人の割合を並べると、それぞれ対象の違う調査の数字だと分かります。3つの観察事実に整理します。
「結婚式の費用と実施率はどう変わったか」という問いに、この記事では2つの調査の値を別々に並べて答えました。費用は2005年調査から2024年調査までの19時点、割合は2019年から2024年までの6時点です。
費用は式を挙げた人の平均、割合は結婚した人全体への質問で、対象の違う2つの調査の数字です。どの調査の、どの年の、誰の平均なのかを添えて読むと、同じ「結婚式の数字」でも指しているものの違いが分かります。2025年からは調査が切り替わっているので、2025年以降の値は、新しい調査の系列として読むことになります。
よくある質問(FAQ)

数字を読むときに迷いやすい点を3つにまとめました。新しい調査との関係、費用の公表値の読み方、調査年の意味についてです。
Q1. 2025年の新しい調査の値は、2024年までの値と比べられますか?
比べられません。結婚マーケット調査2025は、対象が『ゼクシィ』読者・会員から全国20〜49歳の男女に変わりました。報告書には、過去との比較をしないという注記があります。結婚マーケット調査2025では、挙式と披露宴・ウエディングパーティーをともに行った人の総額は平均298.6万円、披露宴・ウエディングパーティーを行った人は43.1%、ウエディングイベント実施率は73.5%でした。
Q2. ご祝儀と自己負担の公表値はいくらですか?
2024年調査の公表値(全国の推計値)は、ご祝儀総額が205.6万円、カップルの自己負担額が161.3万円でした。自己負担額は、総額とご祝儀総額の両方に答えた人だけで集計された値です。総額からご祝儀総額を引いた値とは一致しないので、この記事では引き算をせず、公表値をそのまま載せています。
Q3. 「2024年調査」は、2024年に式を挙げた人の平均ですか?
少し違います。ゼクシィ結婚トレンド調査の「2024年調査」は調査を行った年で、対象は2023年4月から2024年3月に挙式または披露宴・ウエディングパーティーを行った人です。どの年の調査も、前年4月から当年3月に式を挙げた人が対象です。年別の一覧では、調査年の下に式を挙げた時期を添えています。
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