
「世界で何位か」という問いは、どの資料を開くかで答えが変わります。厚生労働省の国際比較とWHOの推計、それぞれの順位を同じ画面に並べ、世界地図で分布も重ねてみます。数字が割れる仕組みまで見えてくるはずです。
「世界の平均寿命ランキングで、日本は何位か」。厚生労働省が2026年7月24日に公表した令和7(2025)年簡易生命表では、日本の女性は87.33年で1位、男性は81.35年で7位でした。前年と比べて男は0.25年、女は0.20年上回っています。これが最新の一次資料に基づく答えです。
ただし、この順位は「厚生労働省が入手した資料の中では」という条件つきのものです。WHOが共通の方法で推計した2021年の数値では、日本は84年で韓国・シンガポールと並ぶ最上位グループに入り、対象を200前後の国・地域まで広げた集計では10位前後になります。同じ問いに、資料ごとに違う答えが並んでいるのが実際の姿です。
本記事では、厚生労働省の令和7(2025)年簡易生命表とWHOのGlobal Health Observatory(総務省統計局「世界の統計2026」経由)という二つの一次資料を、世界地図・順位表・作成基礎期間のばらつき・健康寿命との差という6つの図解で並べます。平均寿命とは0歳の平均余命、つまり生まれたばかりの子どもがその後何年生きると期待されるかを表す指標です。
WHOの推計では、日本の平均寿命84年と健康寿命73年の差は11年ありました。この11年は、生まれてから小学校を卒業するまでの12年にほぼ並ぶ長さです(📊筆者試算・84 − 73 = 11年)。世界全体では平均寿命71.4年・健康寿命61.9年で、その差は9.5年でした。
世界の平均寿命ランキングで、日本は何位か。
厚生労働省が集めた50の国・地域の中では、女性が1位、男性が7位。
日本の男女差5.98年(87.33 − 81.35・編集部試算)
本記事は楓が調査・編集しています。掲載情報は執筆時点のものです。数値・制度・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
日本は世界で何位か|厚生労働省が2026年7月に公表した順位

まず正面から答えを出します。ただし「何の中での順位か」で答えが変わるため、三つの資料の答えを同じ画面に並べた図を先に置きます。対象の範囲と基準年を見比べてみてください。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
厚生労働省が2026年7月24日に公表した令和7(2025)年簡易生命表によると、日本の平均寿命は男81.35年、女87.33年でした。前年と比べて男は0.25年、女は0.20年上回っています。同時に公表された国際比較では、女は1位、男は7位でした。
男の上位は、1位スウェーデン82.52年、2位スイス82.4年、3位イタリア81.744年、4位ノルウェー81.61年、5位キプロス81.44年、6位スペイン81.38年と続き、7位が日本の81.35年です。6位のスペインとの差は0.03年で、上位6か国は1年余りの中に収まっています。
女の上位は、1位が日本の87.33年、2位韓国86.6年、3位スペイン86.53年、4位にスイスとフランスが85.9年で並びます。男の上位が1年余りの幅に密集しているのに対し、女は1位と2位の間に0.73年の開きがありました。
ここで押さえておきたいのは、厚生労働省自身が「国によって作成方法等が異なることから厳密な比較は困難である」と注記している点です。この順位は、厚生労働省が2026年5月までに入手した各国政府の資料を並べた結果であって、世界のすべての国を同じ物差しで測った結果ではありません。
世界の平均寿命を地図で見る|最上位84年と最下位51年

順位表だけでは、世界のどのあたりが長く、どのあたりが短いのかが見えません。WHOが共通の方法で推計した数値を、そのまま世界地図に塗り分けてみます。地域のまとまりが色の面として現れます。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
WHOのGlobal Health Observatoryによる2021年の推計を、総務省統計局が「世界の統計2026」表2-16として掲載しています。掲載は96の国・地域で、値はすべて整数に丸められています。男女計で最も長いのは84年で、日本・韓国・シンガポールの3か国が並びます。
次いで83年が7か国(アイスランド・オーストラリア・スイス・スウェーデン・スペイン・ノルウェー・ルクセンブルク)、82年が7か国と続きます。地図で見ると、80年台の濃い色は西ヨーロッパ・日本と韓国・オセアニア・カナダに集まっています。
一方、最も短いのはレソトの51年でした。次いで中央アフリカ52年、ソマリア54年、エスワティニ55年と続き、60年台以下はサハラ以南のアフリカに集中しています。最も長い84年と最も短い51年の差は33年です(📊筆者試算・84 − 51 = 33年)。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
上位20の国・地域を並べると、84年から80年までの狭い範囲に多くの国が入っていることがわかります。整数表示のため同じ値の国が複数並び、順位というより「同じ帯にいる」という見え方になります。
図に引いた縦の破線は、WHOが公表した2021年の世界全体の平均寿命71.4年です。上位20の国・地域はいずれもこの線より右にあり、日本の84年との差は12.6年でした(📊筆者試算・84 − 71.4 = 12.6年)。
同じ問いに、なぜ違う答えが出るのか|三つの違い

ここが本記事の中心です。順位が割れる理由を、機関・基準年・対象範囲の3つに分けて見ていきます。まず基準年のばらつきを、厚生労働省の表そのもので確かめてみましょう。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
一つ目の違いは、だれが作った数字かです。厚生労働省の表5は、各国政府が自国の方法で作成した生命表を集めたものです(一部は国連「Demographic Yearbook 2024」による)。対してWHOの推計は、各国のデータをWHOが共通の方法で処理した推計値です。前者は各国の作り方の違いをそのまま含み、後者は方法をそろえた代わりに推計が入ります。
二つ目は、いつの数字かです。厚生労働省の表5に並ぶ49の国・地域の作成基礎期間は、最も古いイランの2016年から最も新しい2025年まで、同じ一枚の表の中に9年の開きがあります(📊筆者試算・2025 − 2016 = 9年)。WHOの推計はすべて2021年でそろっています。
三つ目は、どこまでを「国」として数えるかです。厚生労働省の表5は日本を含む50の国・地域を対象とし、香港は本表の外に参考として置かれています。WHOの表は96の国・地域、民間の集計サイトが用いる世界銀行や国連人口部のデータでは200前後まで広がります。母集団が変われば、同じ値でも順位は動きます。
香港の値は男83.27年・女88.73年で、日本を男女とも上回っています。仮にこれを順位に含めれば、女は1位から2位に、男は7位から8位に移ります。順位に入れるかどうかという一点で、答えの見え方は変わります。
なお、この「資料によって数字が変わる」現象はWHOの中でも起きています。World Health Statistics 2024の報道発表は2021年の世界の平均寿命を71.4年としていますが、WHOのGlobal Health Observatoryのテーマページには71.3年と表示されています。本記事では前者の71.4年を採用しています。
長生きと、健康でいられる年数|平均寿命と健康寿命の差

平均寿命の隣には、健康寿命という指標が並んでいます。二つを積み上げの横棒にすると、寿命のうち「健康に過ごせると期待される年数」と「その差」の内訳が一目で見えます。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
健康寿命は、出生時に健康に過ごせると期待される平均的な年数を表します。WHOの2021年推計(整数表示)では、日本は平均寿命84年に対して健康寿命73年で、その差は11年でした(📊筆者試算・84 − 73 = 11年)。
同じ84年のシンガポールは健康寿命が74年で、差は10年です。整数表示で見るかぎり、健康寿命が最も長いのはシンガポールの74年で、日本の73年がこれに続きます。ただし整数への丸めがあるため、小数まで見れば順序が入れ替わる可能性があります。
世界全体では、WHOの公表値で平均寿命71.4年・健康寿命61.9年でした。差は9.5年で、日本の11年より小さくなっています。平均寿命が長い国ほど差も大きくなる傾向が、上位12の国・地域の並びから読み取れます。
ここで注意が必要なのは、WHOの健康寿命(HALE)と、厚生労働省が国内向けに公表している健康寿命(日常生活に制限のない期間の平均)が算出方法の異なる別の指標だという点です。数値が近いため混同されやすいのですが、そのまま比べることはできません。国内の男女別・都道府県別の差については、別記事で扱っています。
世界の平均寿命は2年で約10年分戻った|2019年から2021年の低下

最後に、世界全体の水準そのものの動きを見ます。WHOが公表した低下幅と、日本の水準との距離を一枚に重ねました。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
WHOは、2019年から2021年の2年間で世界の平均寿命が1.8年低下して71.4年になり、2012年の水準に戻ったとしています。健康寿命も同じ期間に1.5年低下して61.9年となり、こちらも2012年の水準に戻りました。2年間で、およそ10年分の歩みが失われたという表現がWHOの報道発表で用いられています。
地域差もあります。WHOによれば、南北アメリカと東南アジアの地域では平均寿命が約3年、健康寿命が2.5年低下した一方、西太平洋地域の低下は平均寿命0.1年未満・健康寿命0.2年にとどまりました。日本が含まれる西太平洋地域は、この期間の影響が小さかった地域です。
WHOの推計は2021年が最新で、それ以降の年の推計は公表されていません。この記事で扱う世界地図と一覧表がすべて2021年基準なのはこのためです。厚生労働省の国際比較が2025年の値を含むのに対し、WHOの推計は4年前の断面を示しています。基準年が違うという事実そのものが、順位の割れ方を作っています。
96の国・地域の平均寿命・健康寿命 一覧

最後に、WHOの2021年推計の全データを地域別に切り替えられる表にまとめました。気になる国のタブを開いて確かめてみてください。
| 国(地域) | 平均寿命 計 | 男 | 女 | 健康寿命 計 | 男 | 女 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンガポール | 84 | 82 | 86 | 74 | 72 | 75 | 10 |
| 日本 | 84 | 82 | 87 | 73 | 72 | 75 | 11 |
| 韓国 | 84 | 81 | 87 | 72 | 71 | 74 | 12 |
| イスラエル | 82 | 82 | 82 | 71 | 72 | 70 | 11 |
| クウェート | 79 | 77 | 82 | 68 | 67 | 68 | 11 |
| アラブ首長国連邦 | 78 | 77 | 80 | 67 | 67 | 67 | 11 |
| 中国 | 78 | 75 | 81 | 69 | 67 | 70 | 9 |
| スリランカ | 77 | 74 | 80 | 67 | 65 | 68 | 10 |
| ブルネイ | 77 | 75 | 79 | 67 | 66 | 68 | 10 |
| サウジアラビア | 76 | 76 | 77 | 66 | 66 | 65 | 10 |
| イラン | 75 | 73 | 76 | 64 | 64 | 64 | 11 |
| タイ | 75 | 72 | 79 | 66 | 63 | 68 | 9 |
| トルコ | 75 | 73 | 78 | 65 | 64 | 66 | 10 |
| ベトナム | 74 | 70 | 78 | 65 | 63 | 68 | 9 |
| バングラデシュ | 73 | 72 | 75 | 63 | 63 | 63 | 10 |
| マレーシア | 73 | 71 | 75 | 64 | 63 | 65 | 9 |
| 北朝鮮 | 73 | 70 | 76 | 65 | 63 | 66 | 8 |
| ウズベキスタン | 72 | 70 | 74 | 63 | 63 | 64 | 9 |
| オマーン | 72 | 71 | 75 | 63 | 63 | 64 | 9 |
| シリア | 72 | 71 | 74 | 62 | 62 | 63 | 10 |
| イラク | 71 | 69 | 74 | 61 | 60 | 62 | 10 |
| カザフスタン | 70 | 66 | 74 | 62 | 59 | 64 | 8 |
| ネパール | 70 | 68 | 72 | 60 | 60 | 61 | 10 |
| カンボジア | 69 | 66 | 71 | 61 | 59 | 62 | 8 |
| インドネシア | 68 | 66 | 70 | 61 | 60 | 61 | 7 |
| ミャンマー | 68 | 65 | 71 | 60 | 58 | 62 | 8 |
| インド | 67 | 66 | 69 | 58 | 58 | 58 | 9 |
| イエメン | 66 | 63 | 69 | 56 | 56 | 57 | 10 |
| パキスタン | 66 | 65 | 67 | 57 | 57 | 57 | 9 |
| フィリピン | 66 | 63 | 70 | 59 | 57 | 61 | 7 |
| アフガニスタン | 59 | 57 | 61 | 50 | 50 | 51 | 9 |
アジアの掲載は31の国・地域。平均寿命の長い順に並べています。
| 国(地域) | 平均寿命 計 | 男 | 女 | 健康寿命 計 | 男 | 女 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| カナダ | 82 | 79 | 84 | 70 | 69 | 71 | 12 |
| パナマ | 77 | 74 | 80 | 67 | 65 | 68 | 10 |
| アメリカ合衆国 | 76 | 74 | 79 | 64 | 63 | 65 | 12 |
| キューバ | 74 | 71 | 77 | 65 | 63 | 66 | 9 |
| ドミニカ共和国 | 73 | 70 | 77 | 64 | 62 | 65 | 9 |
| メキシコ | 71 | 67 | 75 | 61 | 59 | 64 | 10 |
| グアテマラ | 69 | 66 | 72 | 59 | 58 | 61 | 10 |
北アメリカの掲載は7の国・地域。平均寿命の長い順に並べています。
| 国(地域) | 平均寿命 計 | 男 | 女 | 健康寿命 計 | 男 | 女 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| チリ | 79 | 77 | 81 | 68 | 67 | 68 | 11 |
| アルゼンチン | 75 | 72 | 78 | 65 | 63 | 66 | 10 |
| ウルグアイ | 75 | 71 | 79 | 65 | 63 | 67 | 10 |
| コロンビア | 75 | 72 | 78 | 65 | 63 | 67 | 10 |
| エクアドル | 74 | 71 | 77 | 64 | 63 | 66 | 10 |
| ブラジル | 72 | 69 | 76 | 62 | 60 | 63 | 10 |
| ペルー | 72 | 69 | 75 | 63 | 62 | 65 | 9 |
| ベネズエラ | 71 | 67 | 76 | 62 | 59 | 65 | 9 |
南アメリカの掲載は8の国・地域。平均寿命の長い順に並べています。
| 国(地域) | 平均寿命 計 | 男 | 女 | 健康寿命 計 | 男 | 女 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アイスランド | 83 | 81 | 84 | 71 | 71 | 71 | 12 |
| スイス | 83 | 81 | 85 | 71 | 71 | 71 | 12 |
| スウェーデン | 83 | 81 | 84 | 71 | 71 | 71 | 12 |
| スペイン | 83 | 80 | 85 | 71 | 70 | 72 | 12 |
| ノルウェー | 83 | 82 | 84 | 71 | 71 | 71 | 12 |
| ルクセンブルク | 83 | 81 | 85 | 71 | 71 | 72 | 12 |
| アイルランド | 82 | 80 | 83 | 70 | 70 | 70 | 12 |
| イタリア | 82 | 80 | 84 | 71 | 70 | 71 | 11 |
| フィンランド | 82 | 79 | 84 | 70 | 69 | 71 | 12 |
| フランス | 82 | 79 | 85 | 70 | 69 | 71 | 12 |
| ベルギー | 82 | 79 | 84 | 70 | 69 | 70 | 12 |
| オランダ | 81 | 80 | 83 | 70 | 70 | 70 | 11 |
| オーストリア | 81 | 79 | 83 | 70 | 69 | 70 | 11 |
| デンマーク | 81 | 79 | 83 | 70 | 70 | 70 | 11 |
| ポルトガル | 81 | 78 | 84 | 70 | 68 | 70 | 11 |
| イギリス | 80 | 78 | 82 | 69 | 68 | 69 | 11 |
| ギリシャ | 80 | 77 | 82 | 69 | 68 | 69 | 11 |
| ドイツ | 80 | 78 | 83 | 69 | 68 | 69 | 11 |
| チェコ | 77 | 74 | 80 | 67 | 65 | 68 | 10 |
| スロバキア | 75 | 71 | 78 | 65 | 63 | 67 | 10 |
| ポーランド | 75 | 72 | 79 | 66 | 63 | 68 | 9 |
| ハンガリー | 74 | 71 | 78 | 65 | 63 | 67 | 9 |
| ベラルーシ | 73 | 68 | 78 | 64 | 61 | 67 | 9 |
| ルーマニア | 73 | 69 | 77 | 64 | 62 | 66 | 9 |
| ウクライナ | 71 | 66 | 75 | 62 | 59 | 64 | 9 |
| ブルガリア | 71 | 68 | 75 | 62 | 60 | 65 | 9 |
| ロシア | 70 | 66 | 74 | 61 | 58 | 64 | 9 |
ヨーロッパの掲載は27の国・地域。平均寿命の長い順に並べています。
| 国(地域) | 平均寿命 計 | 男 | 女 | 健康寿命 計 | 男 | 女 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アルジェリア | 76 | 76 | 77 | 66 | 66 | 65 | 10 |
| チュニジア | 74 | 72 | 77 | 64 | 63 | 64 | 10 |
| モロッコ | 73 | 72 | 74 | 62 | 63 | 62 | 11 |
| エジプト | 69 | 67 | 72 | 60 | 60 | 61 | 9 |
| エチオピア | 68 | 66 | 70 | 59 | 58 | 60 | 9 |
| スーダン | 68 | 66 | 69 | 59 | 59 | 59 | 9 |
| ケニア | 67 | 64 | 69 | 58 | 57 | 59 | 9 |
| タンザニア | 67 | 65 | 68 | 58 | 58 | 58 | 9 |
| コートジボワール | 64 | 61 | 66 | 55 | 55 | 56 | 9 |
| ナイジェリア | 63 | 62 | 65 | 55 | 55 | 55 | 8 |
| アンゴラ | 62 | 60 | 64 | 54 | 53 | 55 | 8 |
| コンゴ民主共和国 | 62 | 59 | 64 | 53 | 52 | 54 | 9 |
| 南アフリカ | 62 | 59 | 64 | 53 | 52 | 54 | 9 |
| ザンビア | 61 | 59 | 63 | 53 | 52 | 54 | 8 |
| シエラレオネ | 61 | 60 | 62 | 53 | 53 | 53 | 8 |
| チャド | 59 | 58 | 61 | 52 | 51 | 52 | 7 |
| モザンビーク | 58 | 55 | 61 | 50 | 49 | 51 | 8 |
| エスワティニ | 55 | 52 | 58 | 47 | 46 | 49 | 8 |
| ソマリア | 54 | 52 | 56 | 47 | 46 | 49 | 7 |
| 中央アフリカ | 52 | 50 | 55 | 45 | 44 | 47 | 7 |
| レソト | 51 | 49 | 55 | 45 | 43 | 46 | 6 |
アフリカの掲載は21の国・地域。平均寿命の長い順に並べています。
| 国(地域) | 平均寿命 計 | 男 | 女 | 健康寿命 計 | 男 | 女 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オーストラリア | 83 | 81 | 85 | 71 | 70 | 71 | 12 |
| ニュージーランド | 82 | 80 | 84 | 70 | 70 | 70 | 12 |
オセアニアの掲載は2の国・地域。平均寿命の長い順に並べています。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
地域のタブを切り替えると、96の国・地域すべての平均寿命と健康寿命を確認できます。右端の「差」は、平均寿命から健康寿命を引いた値です(編集部試算)。整数表示のため、同じ値の国が多く並びます。
楓のまとめ|順位は、だれが・いつ・どこまで数えたかで動く

ここまで並べた図解を振り返ると、「日本は何位か」という問いの答えが一つに定まらない理由が見えてきます。3つの観察事実に整理してみます。
「世界の平均寿命ランキングで日本は何位か」という問いに対して、本記事で並べた図解は、資料ごとに違う答えが並んでいることを示してきました。機関の違い・基準年の違い・対象範囲の違い、それぞれが別の順位を作ります。どれかが正しくどれかが誤りという話ではなく、測り方が違えば結果も違うという観察事実として整理しておきます。
3つの観察事実を重ねて読むと、「日本は世界で何位か」という問いには、問いの前に条件を添えないと答えられないことがわかります。だれが作った数字を、いつの時点で、どこまでの範囲で並べたのか。この3点が決まってはじめて順位が決まります。厚生労働省の最新の国際比較では女1位・男7位、WHOの2021年推計では84年で最上位グループ、というのが本記事の答えです。
よくある質問(FAQ)

平均寿命のランキングを読むときは、出典・基準年・対象範囲の3点をセットで確認してください。同じデータでも、この3点が変わるだけで順位が変わります。
Q1. 結局、日本は世界で何位ですか?
見る資料によって変わります。厚生労働省が2026年7月に公表した国際比較(各国政府の資料を集めたもの、日本を含む50の国・地域)では、女性が1位、男性が7位です。WHOが共通の方法で推計した2021年の数値(96の国・地域を掲載)では、男女計で日本・韓国・シンガポールが84年で並びます。対象を200前後の国・地域まで広げた集計では、日本は10位前後になります。順位を答えるときは、どの資料のどの範囲での順位かをあわせて示す必要があります。
Q2. なぜ香港が順位に入っていないのですか?
厚生労働省の表5では、香港は本表の外に「参考」として置かれています。値そのものは2025年で男83.27年・女88.73年で、日本を男女とも上回っています。順位に含めるかどうかで、上位の並びは変わります。香港を含めた場合、女は1位から2位に、男は7位から8位に移る計算になります。
Q3. 平均寿命と健康寿命の差は、どの国が小さいのですか?
WHOの2021年推計(整数表示)では、平均寿命の上位国の中ではシンガポールが10年で、日本の11年より小さくなっています。ただしWHOの健康寿命(HALE)は、厚生労働省が国内向けに公表している健康寿命(日常生活に制限のない期間の平均)とは算出方法が異なる指標で、そのまま比べることはできません。また整数への丸めがあるため、小数まで見れば順序が入れ替わる可能性があります。
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