
「平均寿命はどれだけ延びたのか」という問いには、厚生労働省の生命表を第1回から現在まで1本の折れ線に通して見るのが近道です。戦前の6表が40年台の帯に収まり、1947年から一気に立ち上がる形を、点の密度ごと正直に並べると、130年の推移がそのまま浮かびます。
日本人の平均寿命は、第1回完全生命表(1891〜1898年)の男42.8年・女44.3年から、2025年には男81.35年・女87.33年まで延びました。厚生労働省の生命表で見ると、女は43.03年、男は38.55年の延びで、いずれもおよそ2倍です。2025年の40歳女性の平均余命48.05年は、明治の生命表が示した0歳の平均寿命44.3年より長い、というのが130年分の生命表を並べたときの姿です。
本記事では、完全生命表22表と簡易生命表の年次データを、130年の折れ線・男女差の推移・節目到達のタイムライン・主な年齢の平均余命・生存割合の対比といった図解で整理します。平均寿命は「0歳の平均余命」であり、生命表はその年の死亡状況が今後も変わらないと仮定して計算した値です。この定義を最初に置いたうえで、公表値の推移だけを観察していきます。
日本人の平均寿命は、明治からの130年でどれだけ延びたのでしょうか。
女は44.3年から87.33年へ、男は42.8年から81.35年へ延びた。
出典:厚生労働省「第23回生命表(完全生命表)の概況」/「令和7(2025)年簡易生命表の概況」
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
本記事は楓が調査・編集しています。掲載情報は執筆時点のものです。数値・制度・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
平均寿命の推移|第1回完全生命表から2025年までの130年

130年の推移は、完全生命表の回を横軸の実年に置いて折れ線で見ると、戦前の平坦な帯と戦後の立ち上がりが1枚で並びます。第4回で一度下がる点も、消さずにそのまま描いています。
平均寿命=0歳の平均余命。その年の死亡状況が今後変化しないと仮定した場合の期待値で、実際に生まれた人が何歳まで生きたかの記録ではありません。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
厚生労働省が公表している最も古い生命表は、1891〜1898年(明治24〜31年)を作成基礎期間とする第1回完全生命表です。この表の平均寿命は男42.8年・女44.3年でした。第2回(1899〜1903年)は男43.97年・女44.85年、第3回(1909〜1913年)は男44.25年・女44.73年と、戦前の値は40年台前半に並びます。
第4回(1921〜1925年)は男42.06年・女43.20年で、第3回より男女とも下がっています。第5回(1926〜1930年)で男44.82年・女46.54年、第6回(1935〜1936年)で男46.92年・女49.63年となり、戦前の最後の表でも50年には届きませんでした。第1回から第6回までの約40年間で、平均寿命の動きは男で約4年、女で約5年の幅に収まっています。
戦後最初の第8回(1947年)で男50.06年・女53.96年と、男女とも初めて50年を上回りました。第7回は欠番です。第9回(1950〜1952年)で男59.57年・女62.97年、第10回(1955年)で男63.60年・女67.75年となり、1947年から1955年までの8年間で男13.54年・女13.79年の延びを記録しています。第1回から第6回までの約40年間の動きと比べると、戦後8年間の延びは桁が違います。
1960年以降は5年ごとの回で1〜3年ずつ延び、第23回(2020年)で男81.56年・女87.71年に達しました。これが完全生命表の過去最高です。簡易生命表の2021年は男81.47年・女87.57年、2022年は男81.05年・女87.09年、2023年は男81.09年・女87.14年、2024年は男81.09年・女87.13年、2025年は男81.35年・女87.33年と公表されています。2025年は前年より男0.25年・女0.20年延びましたが、2020年の値を男0.21年・女0.38年下回っています。
平均寿命が50年・60年・70年・80年を越えた回|完全生命表基準

「なぜ延びたか」ではなく「いつ越えたか」を並べます。50年・60年・70年・80年の4つの節目を男女2本のレーンに打つと、女が先に越え、男が追う間隔が一目で分かります。
完全生命表(国勢調査年・5年ごと)の回で判定。毎年の簡易生命表で見た到達年はファクトチェックBOXに併記しています。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
厚生労働省の「第23回生命表(完全生命表)の概況」は、平均寿命の節目到達を次のように記述しています。戦前は50年を下回り、第8回(1947年)で男50.06年・女53.96年と50年を上回りました。その後、男は第10回(1955年)で60年、第14回(1975年)で70年、第22回(2015年)で80年を上回っています。女は第9回(1950〜1952年)で60年、第11回(1960年)で70年、第16回(1985年)で80年を上回りました。
男女の到達回を並べると、60年は女が1回先、70年は3回先、80年は6回先です。80年を越えた回は女が1985年、男が2015年で、完全生命表の回で見ると30年の開きがあります。50年の節目を同じ1947年に越えた男女が、その後の節目では間隔を広げながら到達していった形です。
なお、毎年の簡易生命表で見ると、男が初めて60年を越えたのは1951年(60.8年)、70年は1971年(70.17年)、80年は2013年(80.21年)で、女は60年が1950年(61.5年)、70年が1960年(70.19年)、80年が1984年(80.18年)です。本文と図解は厚生労働省本文の記述に合わせて完全生命表の回を正とし、年次の到達年はファクトチェックBOXで併記しています。
平均寿命の男女差の推移|1947年から2025年の毎年

男女差は、毎年の値を女から男を引いた1本の線にすると、山の形がはっきり見えます。最小・最大・終端の3点だけに値を置いて、線の形そのものを読んでもらう図にしました。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
第1回完全生命表の男女差は1.5年(男42.8年・女44.3年)でした。第2回は0.88年、第3回は0.48年と縮み、第4回で1.14年、第5回で1.72年、第6回で2.71年と広がります。戦後最初の1947年は3.90年で、1950年の3.5年(男58.0年・女61.5年)が年次系列の最小です。
1950年代以降、差は年ごとに上下しながら広がり、1970年に5.35年、1985年に5.70年、1995年に6.47年、2000年に6.88年となりました。毎年の系列で男女差が最も大きかったのは2003年の6.97年(男78.36年・女85.33年)で、完全生命表の回では第20回(2005年)の6.96年が最大です。本記事の図解では、系列ごとに正確な値を出しています。
2005年以降は差が縮む方向に動き、2010年に6.75年、2015年に6.24年、2020年に6.15年、2025年は5.98年です。厚生労働省は2025年の男女差5.98年について、前年の6.03年から0.05年縮小したと公表しています。第1回の1.5年から2003年の6.97年まで開き、そこから5.98年まで戻ったという山の形が、130年の男女差の記録です。
主な年齢の平均余命|第1回完全生命表と2025年の比較

平均寿命は0歳の平均余命ですが、生命表には20歳・40歳・65歳・75歳・90歳の平均余命も載っています。第1回と2025年を年齢ごとに横棒で並べると、0歳以外の年齢でも延びがあることが見えます。
平均余命=その年齢の人が生命表上で平均してあと何年生きられるかを示す値。第1回の値は小数第1位まで公表。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
第1回完全生命表(1891〜1898年)と令和7年簡易生命表(2025年)を年齢ごとに並べると、0歳の平均余命は男42.8年→81.35年、女44.3年→87.33年です。20歳では男39.8年→61.72年、女40.8年→67.67年で、延び幅は男21.92年・女26.87年。40歳では男25.7年→42.29年、女27.8年→48.05年です。
65歳の平均余命は男10.2年→19.68年、女11.4年→24.52年で、倍率は男約1.93倍・女約2.15倍です。0歳の倍率(男1.90倍・女1.97倍)と同じ程度の倍率が、65歳の平均余命にも見られます。75歳は男6.2年→12.24年、女6.7年→15.88年、90歳は男2.6年→4.38年、女2.7年→5.66年でした。年数の延び幅は0歳が最も大きく、年齢が上がるほど小さくなりますが、倍率で見ると65歳でも約2倍です。
2025年の40歳女性の平均余命は48.05年です。これは第1回完全生命表の女性の平均寿命44.3年、つまり明治の生命表で0歳の女児に示された年数より3.75年長い値です。今の40歳女性に生命表が示す残り時間は、130年前の生命表が生まれたばかりの女児に示した年数を上回っています。
65歳・90歳まで生存する割合|1947年と2025年
生命表上で10万人の出生者がその年の死亡率に従って減少するとした場合に、各年齢まで生存する者の割合。実在の集団の割合ではありません。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
生命表には「特定年齢まで生存する者の割合」も掲載されています。1947年の生命表では、65歳まで生存する割合は男39.8%・女49.1%、90歳までは男0.9%・女2.0%でした。2025年の生命表では、65歳までが男89.9%・女94.5%、90歳までが男26.7%・女50.8%です。この割合は生命表上の計算値で、実在する世代を追跡した結果ではありません。
90歳まで生存する割合は、生命表上で女が2.0%から50.8%へ約25倍、男が0.9%から26.7%へ約30倍になりました。小さな分母の割り算なので倍率は大きく出ますが、生命表上では2025年の女性の50.8%、つまり半数が90歳まで生存する計算になります。40歳まで生存する割合も、1947年の男68.0%・女70.9%から、2025年は男98.4%・女98.9%に変わっています。
寿命中位数と平均寿命の差|1947年から2025年
寿命中位数=出生者のうちちょうど半数が生存すると期待される年数。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
生命表には、出生者のちょうど半数が生存すると期待される年数である寿命中位数も載っています。1947年の寿命中位数は男59.28年・女64.45年で、平均寿命(男50.06年・女53.96年)より男9.22年・女10.49年長い値でした。2025年は男84.13年・女90.17年で、平均寿命との差は男2.78年・女2.84年です。厚生労働省は、日本では平均寿命が寿命中位数を下回る状態が続いていると説明しています。
生命表の仕組み|完全生命表と簡易生命表の違い

ここまでの数値は、完全生命表と簡易生命表という2種類の表から引いています。130年分の値を1本に通すときに混ざりやすい区別なので、仕組みを整理したうえで、22表と79年分の一覧をタブに置きました。
完全生命表は、国勢調査による確定人口と人口動態統計の確定数をもとに、国勢調査年(5年ごと)に作成される表です。第1回(1891〜1898年)から第23回(2020年)まで22表があり、第7回は欠番です。簡易生命表は毎年作成される表で、概数の死亡数と推定の人口を用います。本記事の2025年の値(男81.35年・女87.33年)は令和7年簡易生命表の値で、2025年は国勢調査年にあたるため、確定版の第24回完全生命表が後日公表されます。
第8回(1947年)から第13回(1970年)までの完全生命表、および毎年の簡易生命表の1971年以前の値は、沖縄県を除いて作成されています。厚生労働省の公表資料では、完全生命表側は「第13回(昭和45年)以前」、簡易生命表の年次表側は「昭和46年(1971年)以前」と表記が1年ずれており、本記事の図解と一覧表もそれぞれの出典どおりに書き分けています。
第1回完全生命表の値は小数第1位まで(42.8・44.3)しか公表されていないため、本記事でも桁を足さずにそのまま使っています。第18回(1995年)は阪神・淡路大震災の影響を除去した値も括弧書きで公表されていますが、本記事は年次系列と一致する公表値(男76.38年・女82.85年)を用いています。平均寿命は年数として表され、厚生労働省は「歳」ではなく「年」で表記しています。本記事もそれに従っています。
| 回 | 作成基礎期間 | 男(0歳) | 女(0歳) | 男女差 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 1891〜1898年 | 42.8 | 44.3 | 1.5 |
| 第2回 | 1899〜1903年 | 43.97 | 44.85 | 0.88 |
| 第3回 | 1909〜1913年 | 44.25 | 44.73 | 0.48 |
| 第4回 | 1921〜1925年 | 42.06 | 43.20 | 1.14 |
| 第5回 | 1926〜1930年 | 44.82 | 46.54 | 1.72 |
| 第6回 | 1935〜1936年 | 46.92 | 49.63 | 2.71 |
| 第8回 | 1947年 | 50.06 | 53.96 | 3.90 |
| 第9回 | 1950〜1952年 | 59.57 | 62.97 | 3.40 |
| 第10回 | 1955年 | 63.60 | 67.75 | 4.15 |
| 第11回 | 1960年 | 65.32 | 70.19 | 4.87 |
| 第12回 | 1965年 | 67.74 | 72.92 | 5.18 |
| 第13回 | 1970年 | 69.31 | 74.66 | 5.35 |
| 第14回 | 1975年 | 71.73 | 76.89 | 5.16 |
| 第15回 | 1980年 | 73.35 | 78.76 | 5.41 |
| 第16回 | 1985年 | 74.78 | 80.48 | 5.70 |
| 第17回 | 1990年 | 75.92 | 81.90 | 5.98 |
| 第18回 | 1995年 | 76.38 | 82.85 | 6.47 |
| 第19回 | 2000年 | 77.72 | 84.60 | 6.88 |
| 第20回 | 2005年 | 78.56 | 85.52 | 6.96 |
| 第21回 | 2010年 | 79.55 | 86.30 | 6.75 |
| 第22回 | 2015年 | 80.75 | 86.99 | 6.24 |
| 第23回 | 2020年 | 81.56 | 87.71 | 6.15 |
単位:年。第7回は欠番。第8回(1947年)〜第13回(1970年)は沖縄県を除く値。第1回は小数第1位まで公表。第18回(1995年)は阪神・淡路大震災の影響を除去しない公表値。
| 年 | 男 | 女 | 男女差 | 完全/簡易 |
|---|---|---|---|---|
| 1947 | 50.06 | 53.96 | 3.90 | 完全 |
| 1948 | 55.6 | 59.4 | 3.8 | 簡易 |
| 1949 | 56.2 | 59.8 | 3.6 | 簡易 |
| 1950 | 58.0 | 61.5 | 3.5 | 簡易 |
| 1951 | 60.8 | 64.9 | 4.1 | 簡易 |
| 1952 | 61.9 | 65.5 | 3.6 | 簡易 |
| 1953 | 61.9 | 65.7 | 3.8 | 簡易 |
| 1954 | 63.41 | 67.69 | 4.28 | 簡易 |
| 1955 | 63.60 | 67.75 | 4.15 | 完全 |
| 1956 | 63.59 | 67.54 | 3.95 | 簡易 |
| 1957 | 63.24 | 67.60 | 4.36 | 簡易 |
| 1958 | 64.98 | 69.61 | 4.63 | 簡易 |
| 1959 | 65.21 | 69.88 | 4.67 | 簡易 |
| 1960 | 65.32 | 70.19 | 4.87 | 完全 |
| 1961 | 66.03 | 70.79 | 4.76 | 簡易 |
| 1962 | 66.23 | 71.16 | 4.93 | 簡易 |
| 1963 | 67.21 | 72.34 | 5.13 | 簡易 |
| 1964 | 67.67 | 72.87 | 5.20 | 簡易 |
| 1965 | 67.74 | 72.92 | 5.18 | 完全 |
| 1966 | 68.35 | 73.61 | 5.26 | 簡易 |
| 1967 | 68.91 | 74.15 | 5.24 | 簡易 |
| 1968 | 69.05 | 74.30 | 5.25 | 簡易 |
| 1969 | 69.18 | 74.67 | 5.49 | 簡易 |
| 1970 | 69.31 | 74.66 | 5.35 | 完全 |
| 1971 | 70.17 | 75.58 | 5.41 | 簡易 |
| 1972 | 70.50 | 75.94 | 5.44 | 簡易 |
| 1973 | 70.70 | 76.02 | 5.32 | 簡易 |
| 1974 | 71.16 | 76.31 | 5.15 | 簡易 |
| 1975 | 71.73 | 76.89 | 5.16 | 完全 |
| 1976 | 72.15 | 77.35 | 5.20 | 簡易 |
| 1977 | 72.69 | 77.95 | 5.26 | 簡易 |
| 1978 | 72.97 | 78.33 | 5.36 | 簡易 |
| 1979 | 73.46 | 78.89 | 5.43 | 簡易 |
| 1980 | 73.35 | 78.76 | 5.41 | 完全 |
| 1981 | 73.79 | 79.13 | 5.34 | 簡易 |
| 1982 | 74.22 | 79.66 | 5.44 | 簡易 |
| 1983 | 74.20 | 79.78 | 5.58 | 簡易 |
| 1984 | 74.54 | 80.18 | 5.64 | 簡易 |
| 1985 | 74.78 | 80.48 | 5.70 | 完全 |
| 1986 | 75.23 | 80.93 | 5.70 | 簡易 |
| 1987 | 75.61 | 81.39 | 5.78 | 簡易 |
| 1988 | 75.54 | 81.30 | 5.76 | 簡易 |
| 1989 | 75.91 | 81.77 | 5.86 | 簡易 |
| 1990 | 75.92 | 81.90 | 5.98 | 完全 |
| 1991 | 76.11 | 82.11 | 6.00 | 簡易 |
| 1992 | 76.09 | 82.22 | 6.13 | 簡易 |
| 1993 | 76.25 | 82.51 | 6.26 | 簡易 |
| 1994 | 76.57 | 82.98 | 6.41 | 簡易 |
| 1995 | 76.38 | 82.85 | 6.47 | 完全 |
| 1996 | 77.01 | 83.59 | 6.58 | 簡易 |
| 1997 | 77.19 | 83.82 | 6.63 | 簡易 |
| 1998 | 77.16 | 84.01 | 6.85 | 簡易 |
| 1999 | 77.10 | 83.99 | 6.89 | 簡易 |
| 2000 | 77.72 | 84.60 | 6.88 | 完全 |
| 2001 | 78.07 | 84.93 | 6.86 | 簡易 |
| 2002 | 78.32 | 85.23 | 6.91 | 簡易 |
| 2003 | 78.36 | 85.33 | 6.97 | 簡易 |
| 2004 | 78.64 | 85.59 | 6.95 | 簡易 |
| 2005 | 78.56 | 85.52 | 6.96 | 完全 |
| 2006 | 79.00 | 85.81 | 6.81 | 簡易 |
| 2007 | 79.19 | 85.99 | 6.80 | 簡易 |
| 2008 | 79.29 | 86.05 | 6.76 | 簡易 |
| 2009 | 79.59 | 86.44 | 6.85 | 簡易 |
| 2010 | 79.55 | 86.30 | 6.75 | 完全 |
| 2011 | 79.44 | 85.90 | 6.46 | 簡易 |
| 2012 | 79.94 | 86.41 | 6.47 | 簡易 |
| 2013 | 80.21 | 86.61 | 6.40 | 簡易 |
| 2014 | 80.50 | 86.83 | 6.33 | 簡易 |
| 2015 | 80.75 | 86.99 | 6.24 | 完全 |
| 2016 | 80.98 | 87.14 | 6.16 | 簡易 |
| 2017 | 81.09 | 87.26 | 6.17 | 簡易 |
| 2018 | 81.25 | 87.32 | 6.07 | 簡易 |
| 2019 | 81.41 | 87.45 | 6.04 | 簡易 |
| 2020 | 81.56 | 87.71 | 6.15 | 完全 |
| 2021 | 81.47 | 87.57 | 6.10 | 簡易 |
| 2022 | 81.05 | 87.09 | 6.04 | 簡易 |
| 2023 | 81.09 | 87.14 | 6.05 | 簡易 |
| 2024 | 81.09 | 87.13 | 6.04 | 簡易 |
| 2025 | 81.35 | 87.33 | 5.98 | 簡易 |
単位:年(0歳の平均余命)。1971年以前は沖縄県を除く値。1948〜1953年の一部は小数第1位まで公表。完全生命表の3か年平均(第9回 1950〜52年 男59.57・女62.97)は年次表に含めていません。
| 年齢 | 第1回(1891〜98年) | 第8回(1947年) | 第23回(2020年) | 令和7年簡易(2025年) | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 男 | 女 | 男 | 女 | 男 | 女 | 男 | 女 | |
| 0歳 | 42.8 | 44.3 | 50.06 | 53.96 | 81.56 | 87.71 | 81.35 | 87.33 |
| 20歳 | 39.8 | 40.8 | 40.89 | 44.87 | 61.90 | 68.01 | 61.72 | 67.67 |
| 40歳 | 25.7 | 27.8 | 26.88 | 30.39 | 42.50 | 48.37 | 42.29 | 48.05 |
| 65歳 | 10.2 | 11.4 | 10.16 | 12.22 | 19.97 | 24.88 | 19.68 | 24.52 |
| 75歳 | 6.2 | 6.7 | 6.09 | 7.03 | 12.54 | 16.22 | 12.24 | 15.88 |
| 90歳 | 2.6 | 2.7 | 2.56 | 2.45 | 4.49 | 5.85 | 4.38 | 5.66 |
単位:年。平均余命は「その年齢の人が生命表上で平均してあと何年生きられるか」を示す値。第1回は小数第1位まで公表。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
楓のまとめ|130年の生命表が公表してきた数値の並び

ここまでの推移を一通り並べると、明治から2025年までの平均寿命が、いつ、どれだけ延びたかが図解の対比で確認できます。3つの観察事実に整理してみます。
「平均寿命はどれだけ延びたか」という問いに対して、本記事で並べた図解は、第1回完全生命表から2025年までの公表値をそのまま示してきました。延びの理由や今後の見通しは本記事の主題ではなく、生命表がこう公表している、という数値の並びだけを観察事実として整理しておきます。
3つの観察事実を重ねて読むと、130年の平均寿命の推移は、戦前の40年台の帯、1947年からの急な立ち上がり、1960年以降の5年ごとの積み上げ、という3つの区間で成り立っていることが分かります。女は43.03年、男は38.55年という延び幅は、130年で単純に平均すると1年あたり約4か月と約3.6か月にあたる計算です。実際の延びは戦後に集中しているので、この換算は目安にすぎませんが、生命表が公表してきた数値の並びを一つの尺度に置き換えると、この長さになります。
関連記事(寿命・人口クラスタ)
よくある質問(FAQ)

平均寿命のグラフを読むときは、定義(0歳の平均余命)・表の種類(完全か簡易か)・除外期間(沖縄県)の3点をセットで確認してください。この3点が分かると、年によって数値が食い違って見える箇所も整理できます。
Q1. 平均寿命とは、その年に亡くなった人の平均年齢のことですか?
違います。平均寿命は生命表上の「0歳の平均余命」で、その年の年齢別死亡率が今後も変わらないと仮定した場合に、生まれたばかりの子が平均して何年生きられるかを計算した値です。その年に亡くなった人の年齢を平均した値ではありませんし、実際に生まれた世代が何歳まで生きたかの記録でもありません。厚生労働省の生命表は、この定義で第1回(1891〜1898年)から2025年まで作成されています。
Q2. 完全生命表と簡易生命表では、同じ年でも数値が違うのですか?
同じ年でも、完全生命表と簡易生命表では数値が異なることがあります。完全生命表は国勢調査による確定人口と人口動態統計の確定数をもとに5年ごとに作成され、簡易生命表は概数をもとに毎年作成されます。たとえば2020年の完全生命表(第23回)は男81.56年・女87.71年です。2025年の男81.35年・女87.33年は簡易生命表の値で、2025年は国勢調査年にあたるため、確定版の第24回完全生命表が後日公表されます。
Q3. 平均寿命は今後どうなりますか?
本記事は公表された生命表の数値だけを扱っており、今後の見通しは書いていません。最新の値は、厚生労働省が毎年7月頃に公表する簡易生命表の概況で確認できます。2025年の値は令和8年(2026年)7月24日に公表されました。国勢調査年の確定版である完全生命表は、簡易生命表より後に公表されます。
🔍 この記事のファクトチェックについて

当サイトはファクトチェックを実施しています。このページのファクトチェックのエビデンスを以下に掲載します。




