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スーパーとコンビニと百貨店、販売額の推移を図解で解説【2026年】

スーパーとコンビニと百貨店、販売額の推移を図解で解説
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楓

百貨店・スーパー・コンビニの販売額は、同じ統計で並べると順位の入れ替わりが一枚の折れ線に浮かびます。経済産業省の商業動態統計の年次データを、長期の推移・構成比・商品の中身の3つの角度で図解します。

経済産業省「商業動態統計」によると、2025年(暦年)の販売額はスーパーが16兆8,026億円、コンビニエンスストアが13兆3,212億円、百貨店が6兆2,124億円でした。コンビニの販売額は百貨店の2.1倍にあたり、百貨店の販売額が最も高かった1991年の12兆852億円と比べると、2025年はおよそ半分の水準です。1日あたりに直すと、スーパーは約460億円、コンビニは約365億円、百貨店は約170億円が売れている計算になります(筆者試算)。

本記事では、商業動態統計の長期時系列データ(2026年8月17日更新)と経済解析室「2025年 小売業販売を振り返る」をもとに、1980年からの推移チャート・3業態の構成比・2025年の商品構成・前年比・コンビニの店舗数を図解で整理します。業界団体が公表する売上高とは集計対象が異なる点も、あわせて確認していきます。

EVIDENCE / 可視化pediaの結論

百貨店とスーパーとコンビニ、いま一番売れているのはどこでしょうか。

2025年の販売額はスーパーが最も多く、コンビニは百貨店の2.1倍になった。

百貨店の販売額(2025年・商業動態統計) 6.2兆円 1991年の12兆852億円から48.6%減(筆者試算) 百貨店 / Department stores
コンビニの販売額(2025年・商業動態統計) 13.3兆円 サービス売上高を含む・百貨店の2.1倍(筆者試算) コンビニ / Convenience stores
1991 百貨店12.1兆円 1998 コンビニ統計開始 2009 コンビニが百貨店超え 2025 コンビニ13.3兆円

Source

経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新)/経済解析室「2025年 小売業販売を振り返る」(2026年4月)。※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

楓の整理
この記事の要点

◆ 2025年(暦年)の販売額はスーパー16兆8,026億円、コンビニ13兆3,212億円、百貨店6兆2,124億円。コンビニは百貨店の2.1倍です。
◆ 百貨店の販売額は1991年の12兆852億円が最も高く、1995年にスーパーが、2009年にコンビニが百貨店を上回りました。以後、順位は入れ替わっていません。
◆ 中身は業態で異なります。スーパーは飲食料品が81.2%、百貨店は衣料品・身の回り品が43.1%、コンビニは食品が64.4%を占めます。

出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新)/経済解析室「2025年 小売業販売を振り返る」(2026年4月)。「スーパー」は売場面積1,500㎡以上のセルフ店、「コンビニ」は500店舗以上のチェーンが対象で、日本百貨店協会・日本チェーンストア協会・日本フランチャイズチェーン協会の数値とは集計対象が異なり一致しません。

本記事は楓が調査・編集しています。掲載情報は執筆時点のものです。数値・制度・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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3業態の販売額の推移|1980年から2025年までの45年

楓

45年分の年次販売額を同じ縦軸に重ねると、3本の線が交差する年がそのまま順位の入れ替わりになります。コンビニが百貨店を上回った2009年に印を付けました。

百貨店・スーパー・コンビニの販売額の推移(1980〜2025年・暦年) 単位:兆円 / 経済産業省「商業動態統計」の年次販売額。コンビニはサービス売上高を含む(1998年〜) 百貨店 スーパー コンビニエンスストア 0 5 10 15 兆円 1980 1990 2000 2010 2020 2025 16.8兆円 13.3兆円 6.2兆円 1991 百貨店の販売額が最も高い年 2009 コンビニが百貨店を上回る 百貨店の2.1倍 点線:調査対象の見直し等で数値が不連続になる時点(1991年・2012年・2020年・2021年)。1991年以前は薄色(スーパーの定義変更前)。 2020年3月分・2025年1月分(百貨店・スーパー)、2021年3月分(コンビニ)は調査対象の見直しで前後が接続しません。 出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新) ※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

百貨店の年次販売額は、1980年の6兆5,013億円から1991年の12兆852億円まで増え、この年が系列の中で最も高い値です。1992年以降は減少が続き、2008年は8兆787億円、2009年は7兆1,772億円でした。2009年にコンビニエンスストアの販売額(7兆9,809億円)が百貨店を上回り、その後は2025年まで順位が入れ替わっていません

スーパーは1980年の5兆6,840億円から増え続け、1995年(11兆5,149億円)に百貨店(10兆8,248億円)を上回りました。2000年代は12兆円台で横ばいに近い動きが続き、2020年に14兆8,112億円、2025年には16兆8,026億円と、系列の中で最も高い値になっています。

コンビニエンスストアは統計が始まった1998年の6兆492億円から、2014年に10兆4,232億円、2025年に13兆3,212億円(サービス売上高を含む)へと増えました。図中の点線は調査対象の見直しなどで数値が不連続になる時点です。とくにコンビニの2012年1月分・2021年3月分、百貨店・スーパーの2020年3月分をまたぐ比較には幅があります。

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3業態の合計に占める構成比|スーパー46%・コンビニ37%・百貨店17%

楓

3業態の合計を100%として並べると、水準の変化とは別に、どの業態がどれだけの割合を占めてきたかが読めます。

3業態の合計に占める販売額の構成比(1998・2009・2015・2020・2025年) 単位:% / 百貨店+スーパー+コンビニ=100%。小売業全体に対する構成比ではありません 百貨店 スーパー コンビニエンスストア 1998年 36.4% 43.0% 20.6% 2009年 25.9% 45.4% 28.8% 2015年 22.0% 42.6% 35.4% 2020年 15.1% 47.6% 37.4% 2025年 17.1% 46.2% 36.7% 1998年はコンビニ統計の開始年、2009年はコンビニが百貨店を上回った年。構成比は各年の販売額から筆者が算出(筆者試算)。 出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新) ※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

3業態の合計に占める構成比を見ると、コンビニ統計が始まった1998年はスーパー43.0%、百貨店36.4%、コンビニ20.6%でした。2009年には百貨店25.9%、コンビニ28.8%と順位が入れ替わり、2025年はスーパー46.2%、コンビニ36.7%、百貨店17.1%です。百貨店の構成比は27年で36.4%から17.1%へ、コンビニは20.6%から36.7%へと、ほぼ入れ替わる形になりました

この構成比は3業態の合計に対する割合で、小売業全体に占める割合ではありません。経済産業省の公表では2025年の小売業販売額は157兆5,080億円で、3業態の合計36兆3,362億円はその約23%にあたります(筆者試算)。

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2025年の販売額の中身|スーパーの81%は飲食料品

楓

同じ「販売額」でも、何が売れているかは業態でまったく違います。飲食料品だけ同じ色にして3本の横棒を並べました。

2025年の販売額の中身|3業態の商品構成比 単位:% / 各業態の販売額=100%。飲食料品は同じ色で表示(コンビニはファーストフード・日配食品+加工食品) 飲食料品 衣料品・身の回り品 その他の商品 サービス売上高 百貨店 飲食料品 26.0% 衣料品・身の回り品 43.1% その他 30.9% スーパー 飲食料品 81.2% その他 14.9% コンビニ 食品 64.4% 非食品 31.1% スーパーの衣料品・身の回り品は3.9%、コンビニのサービス売上高は4.5%(幅が狭く図中のラベルを省略)。 百貨店・スーパーの「その他」は家具・家庭用電気機械器具・家庭用品・その他の商品・食堂喫茶の合計。比率は筆者試算。 コンビニのサービス売上高は公共料金等の収納代行を除く。端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。 出典:経済産業省 経済解析室「2025年 小売業販売を振り返る」(2026年4月・年間補正済み確報) ※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
出典:経済産業省 経済解析室「2025年 小売業販売を振り返る」(2026年4月・年間補正済み確報)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

2025年のスーパーの販売額16兆8,026億円のうち、飲食料品は13兆6,428億円で81.2%を占めます。衣料品と身の回り品は合わせて6,630億円(3.9%)です。百貨店は飲食料品が1兆6,124億円(26.0%)で、婦人・子供服・洋品1兆2,592億円と身の回り品1兆187億円を含む衣料品・身の回り品が2兆6,786億円(43.1%)でした。

コンビニエンスストアは、ファーストフード及び日配食品4兆8,396億円と加工食品3兆7,414億円を合わせた食品が8兆5,810億円(64.4%)、非食品が4兆1,474億円(31.1%)、サービス売上高が5,928億円(4.5%)でした。販売額の順位だけでなく、スーパーは飲食料品、百貨店は衣料品と身の回り品、コンビニは食品と非食品の組み合わせという中身の違いが、同じ統計から読み取れます

前年比の推移|2020年の落ち込みと2025年の動き

楓

水準の折れ線では見えにくい年ごとの増減を、経済産業省が公表する前年比で並べました。自前の割り算ではなく公表値です。

3業態の販売額の前年比(2016〜2025年) 単位:% / 経済産業省公表値(調査対象の見直し前後はリンク係数で接続した前年比) 百貨店 スーパー コンビニエンスストア -30 -20 -10 0 +10 2016 2017 2018 2019 2020 -25.5 +3.4 -4.4 2021 2022 +12.3 +1.0 +3.8 2023 2024 2025 -1.8 +4.7 +3.4 2020年・2022年・2025年のみ数値ラベルを表示。2021年(コンビニ)・2025年(百貨店・スーパー)の前年比は調査対象の見直しをまたぐ公表値。 出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新) ※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

経済産業省が公表する前年比を2016年から並べると、2020年は百貨店が▲25.5%、コンビニが▲4.4%、スーパーが+3.4%でした。2021年以降、百貨店は+4.5%、+12.3%、+8.1%、+6.3%と4年続けて増え、2025年は▲1.8%と5年ぶりの減少です。スーパーは2025年に+4.7%、コンビニは+3.4%でした。

経済産業省は2025年の小売業販売について、百貨店は店舗数の減少が続き1店舗当たり販売額も5年ぶりの減少、スーパーは1店舗当たり販売額と店舗数がともに増加、コンビニは1店舗当たり販売額の増加が続き店舗数も4年ぶりの増加になったと記しています。3業態がそろって前年を上回った2022年から2024年に対し、2025年は百貨店だけが減少に転じた年でした

コンビニの店舗数と1店舗当たり販売額|56,659店・2.35億円

楓

販売額の増え方を、店舗数と1店舗当たりの2段に分けて置きました。店舗数が横ばいでも線が上がる区間が読み取れます。

コンビニの店舗数と1店舗当たり販売額(1998〜2025年) 上:年末店舗数(万店)/下:販売額÷年末店舗数(億円・筆者試算)。調査対象は500店舗以上のチェーン 万店 0 2 4 6 32,248店 47,801店 56,659店 1998 2005 2010 2015 2020 2025 億円/店 0.0 1.0 2.0 3.0 1.88億円 1.98億円 2.35億円 1998 2005 2010 2015 2020 2025 店舗数は各年12月末(年末)の値。1店舗当たり販売額=年間販売額(サービス売上高を含む)÷年末店舗数の単純計算で、 2012年1月分・2017年1月分・2021年3月分の調査対象の見直しをまたぎ、期間を通した単純比較には幅があります。 出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新) ※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

コンビニエンスストアの年末店舗数は、1998年の32,248店から2012年の47,801店、2015年の54,505店へと増え、2017年以降は5万6,000店台で推移しています。2025年は56,659店で、前年より671店多い数です。調査対象は500店舗以上を持つ企業で、小規模チェーンは含まれません。

年間販売額を年末店舗数で割った1店舗当たり販売額は、1998年の1.88億円から2025年の2.35億円へと増えました(筆者試算)。2017年以降は店舗数がほぼ横ばいのまま販売額が増えており、1店舗当たりの値が上がる形で推移しています。この計算は調査対象の見直しをまたぐので、期間を通した単純比較には幅があります。なお、百貨店の事業所数は時系列データに収録がなく、本記事では扱っていません。

業態の定義と統計の沿革|「スーパー」に含まれない店もある

楓

本記事の3業態は、経済産業省の定義に沿っています。日常の呼び方とのずれと、統計の節目を先に押さえておきます。

TIMELINE
商業動態統計の業態別販売額は、どう整備されてきたか
1978年7月

百貨店販売統計が商業動態統計に統合され、大型小売店の商品別販売額の公表が始まった。

1991年7月

セルフ店の定義を売場面積1,500㎡以上に変更し、名称を「スーパー」に改めた。

1998年10月

コンビニエンスストア統計調査を開始。1999年4月に商業動態統計の調査に組み込まれた。

2014年1月

専門量販店販売統計調査(家電大型専門店・ドラッグストア・ホームセンター)を開始した。

2015年7月

母集団名簿を経済センサス‐活動調査に変更し、専門量販店3業態を商業動態統計に組み込んだ。

2021年3月分

コンビニの調査対象企業を見直し、2021年2月以前とはリンク係数で接続する扱いになった。

2025年1月分

令和3年経済センサスをもとに水準を調整し、百貨店・スーパーの対象事業所を見直した。

商業動態統計の「百貨店」は、日本標準産業分類「百貨店,総合スーパー」のうちスーパーに該当しない事業所で、売場面積が東京特別区・政令指定都市で3,000㎡以上、その他の地域で1,500㎡以上のものです。「スーパー」は売場面積の50%以上でセルフサービス方式を採用し、売場面積1,500㎡以上の事業所を指し、街の小さな食品スーパーの多くは含まれません。

「コンビニエンスストア」は、コンビニを500店舗以上有する企業を対象とした企業調査で、販売額は商品販売額とサービス売上高の合計です(公共料金等の収納代行は除く)。百貨店・チェーンストア・コンビニの各業界団体が公表する売上高は集計対象が異なり、本記事の値とは一致しません。コンビニの定義の違いは、コンビニ店舗数、30年の推移を図解で解説でも扱っています。

統計の節目としては、1991年7月にスーパーの定義変更、2021年3月分からコンビニの調査対象企業の見直し、2025年1月分から百貨店・スーパーの対象事業所の見直しがありました。時系列データの注記では、百貨店・スーパーは1991年7月・1994年7月・2010年7月・2013年7月・2015年7月・2020年3月に、コンビニは2012年1月・2017年1月・2021年3月に数値の不連続が生じています。

参考:ドラッグストアと百貨店|2019年に上回る

楓

タイトルの3業態ではありませんが、同じ商業動態統計にドラッグストアの系列もあります。参考として百貨店と並べました。

参考:ドラッグストアと百貨店の販売額(2015〜2025年・暦年) 単位:兆円 / ドラッグストアは2014年に調査を開始した専門量販店販売統計の系列(商品販売額) ドラッグストア 百貨店 0 2 4 6 8 10 兆円 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 9.4兆円 6.2兆円 2019 ドラッグストアが百貨店を上回る 2015年のドラッグストアは5兆3,609億円、2025年は9兆4,129億円。同じ2025年の百貨店は6兆2,124億円。 出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新) ※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

商業動態統計には、2014年から専門量販店販売統計としてドラッグストアの系列があります。ドラッグストアの販売額は2015年の5兆3,609億円から2025年の9兆4,129億円へと増え、2019年(6兆8,356億円)に百貨店(6兆2,979億円)を上回りました。2025年の前年比は+5.5%、年末店舗数は20,373店です。

この系列は商品販売額のみで、前年比が算出できるのは2015年以降です。本記事の主題は百貨店・スーパー・コンビニの3業態であり、ドラッグストアは参考の位置づけにとどめます。

年次一覧|3業態の販売額と前年比(1980〜2025年)

楓

図解の元になった年次の数値をそのまま表にしました。各年の販売額と、経済産業省公表の前年比を確認できます。

百貨店
(億円)
前年比
(%)
スーパー
(億円)
前年比
(%)
コンビニ
(億円)
前年比
(%)
198065,01256,840
198169,293+6.662,345+9.7
198271,537+3.265,802+5.5
198373,080+2.268,382+3.9
198476,438+4.671,002+3.8
198579,825+4.472,990+2.8
198684,164+5.475,603+3.6
198788,793+5.578,751+4.2
198895,518+7.683,326+5.8
1989105,166+10.188,597+6.3
1990114,561+8.994,858+7.1
1991※120,852+4.4100,790+5.7
1992119,303-2.2102,736+1.5
1993112,636-5.6102,262-0.5
1994110,249-2.2107,679+2.7
1995108,248-1.9115,149+4.6
1996110,390+2.0119,372+3.7
1997111,091+0.6123,039+3.1
1998106,573-4.1125,912+2.360,492
1999102,854-3.5128,390+2.063,833+5.5
2000100,115-2.7126,224-1.766,804+4.7
200196,261-3.8127,147+0.768,457+2.5
200293,652-2.7126,677-0.469,798+2.0
200391,067-2.8126,526-0.170,964+1.7
200488,536-2.8126,137-0.372,892+2.7
200587,629-1.0125,654-0.473,596+1.0
200686,440-1.4125,010-0.573,990+0.5
200784,652-2.1127,336+1.974,895+1.2
200880,787-4.6128,724+1.179,427+6.1
200971,772-11.2125,986-2.179,809+0.5
201068,418-4.7127,373-0.581,136+1.7
201166,606-2.6129,327+0.087,747+8.1
2012※66,389-0.3129,527+0.294,772+4.0
201367,195+1.2130,579+0.298,724+4.2
201468,274+1.6133,699+1.8104,232+5.6
201568,258+0.0132,233+1.9109,956+5.5
201665,976-3.3130,002+1.1114,456+4.1
201765,529-0.7130,496+0.4117,451+2.4
201864,434-1.7131,609+0.9119,780+2.0
201962,979-2.3130,983-0.5121,841+1.7
2020※46,938-25.5148,112+3.4116,423-4.4
2021※49,030+4.5150,042-0.3117,601+1.3
202255,070+12.3151,533+1.0121,996+3.8
202359,557+8.1156,492+3.3127,320+4.4
202463,282+6.3160,530+2.6128,887+1.2
202562,124-1.8168,026+4.7133,212+3.4
単位:億円(暦年計)・前年比は経済産業省公表値。コンビニはサービス売上高を含む。※印は調査対象の見直し等で前年と数値が不連続になる年(百貨店・スーパー:1991年・2020年、コンビニ:2012年・2021年)。
出典:経済産業省「商業動態統計」時系列データ(2026年8月17日更新)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

表の販売額は億円単位の暦年計、前年比は経済産業省が公表する値です(調査対象の見直しをまたぐ年はリンク係数で接続した前年比)。※印の年は数値の不連続が生じた年で、前後の値の単純な引き算や割り算には幅があります。暦年計が確定していない2026年分(年途中)は掲載していません。

楓のまとめ|同じ統計で並べて見えた3つの観察事実

楓

推移・構成比・中身・前年比・店舗数を一通り並べました。観察できた事実を3点に整理します。評価や予測は含めません。

本記事では、経済産業省「商業動態統計」という単一の統計で、百貨店・スーパー・コンビニの販売額を同じ縦軸に重ねてきました。業態ごとの優劣を評価するのではなく、数値の並びから読み取れることだけを観察事実として書き留めておきます。

楓の観察整理
3つの観察事実

観察1. 2025年の販売額はスーパー16兆8,026億円、コンビニ13兆3,212億円、百貨店6兆2,124億円で、コンビニは百貨店の2.1倍です。百貨店は1991年の12兆852億円が系列で最も高く、2025年はそこから48.6%減の水準です(調査対象の見直しをまたぐ筆者試算)。

観察2. 順位の入れ替わりは、1995年にスーパーが百貨店を上回り、2009年にコンビニが百貨店を上回った2回で、いずれもその後は入れ替わっていません。3業態の合計に占める百貨店の構成比は1998年の36.4%から2025年の17.1%になりました。

観察3. 販売額の中身は、スーパーが飲食料品81.2%、百貨店が衣料品・身の回り品43.1%と飲食料品26.0%、コンビニが食品64.4%です。コンビニは店舗数が2017年以降ほぼ横ばいのまま、1店舗当たり販売額が1.88億円(1998年)から2.35億円(2025年)に増えました。

3つの観察事実を重ねると、「一番売れているのはどこか」への答えは、販売額の水準ではスーパー、百貨店との比較ではコンビニが2.1倍と、どの指標で見るかで形が変わります。同じ統計を同じ定義で並べたときに何が読めるか、という観察そのものが、3業態の販売額をめぐる現在の景色を映しています。

よくある質問(FAQ)

楓

販売額のグラフを読むときは、どの統計か・どの定義か・不連続の時点はどこか、の3点をセットで確認してください。同じ業態でも、この3点で数字が変わります。

Q1. 「2008年にコンビニが百貨店を逆転した」と聞きましたが、本記事では2009年です。どちらが正しいのですか?

使う統計が違います。コンビニと百貨店それぞれの業界団体が加盟企業を集計した売上高を比べる記事では2008年とされることがありますが、業界団体の集計は対象(加盟企業・店舗)が本統計と異なります。本記事は経済産業省「商業動態統計」の年次販売額だけで比較しており、2008年は百貨店8兆787億円に対しコンビニ7兆9,427億円、2009年に百貨店7兆1,772億円・コンビニ7兆9,809億円で初めて上回りました。どの統計で見るかを明示すれば、どちらも誤りではありません。

Q2. 近所の小さなスーパーやミニスーパーの売上も「スーパー」に含まれていますか?

多くは含まれていません。商業動態統計の「スーパー」は売場面積1,500㎡以上で、セルフサービス方式が売場面積の50%以上を占める事業所です。売場面積が小さい食品スーパーや、家電大型専門店・ドラッグストア・ホームセンターの調査対象企業の傘下にある事業所は対象外です。同様に「コンビニ」は500店舗以上のチェーンが対象で、小規模チェーンの店舗は入っていません。16兆8,026億円という数字は、この定義の範囲の販売額です。

Q3. 2025年の前年比を自分で計算すると、経済産業省の公表値と合わないのはどうしてですか?

調査対象の見直しがあった年は、経済産業省が前後の期間を接続する「リンク係数」を用いて前年比を計算しています。たとえば2021年3月分からコンビニの調査対象企業が見直され、時系列表の2020年と2021年の値をそのまま割ると+1.0%ですが、公表値は+1.3%です。2020年3月分の百貨店・スーパー、2025年1月分の百貨店・スーパーも同じ扱いです。本記事の前年比は、図解・表・本文のすべてで公表値を転記しています。

🔍 この記事のファクトチェックについて

楓

当サイトはファクトチェックを実施しています。このページのファクトチェックのエビデンスを以下に掲載します。

この記事のファクトチェックについて
確認日:2026年9月

記事内の主要な数値・事実について、確認の度合いを4段階で示しています。

✅ 一次確認:公式発表・省庁・原典で直接確認 🔍 二次確認:報道など二次情報で確認 📊 筆者試算:一次データを基にした独自計算 ⚠ 要確認:状況により変わるもの
✅ 一次確認

2025年(暦年)の販売額:百貨店6兆2,124億円(前年比▲1.8%)/スーパー16兆8,026億円(+4.7%)/コンビニエンスストア13兆3,212億円(+3.4%・サービス売上高5,928億円を含む)・年間補正済み確報

経済産業省 経済解析室「2025年 小売業販売を振り返る」(PDF) →
✅ 一次確認

1980〜2025年の年次販売額(百貨店・スーパー)、1998〜2025年の年次販売額・年末店舗数(コンビニ)、2015〜2025年(ドラッグストア)と各年の前年比、数値の不連続時点(時系列データ Excel の注記)

経済産業省「商業動態統計」時系列データ(長期時系列 Excel) →
✅ 一次確認

2025年の商品別内訳:スーパー飲食料品13兆6,428億円、百貨店飲食料品1兆6,124億円・婦人子供服洋品1兆2,592億円・身の回り品1兆187億円、コンビニ FF日配食品4兆8,396億円・加工食品3兆7,414億円・非食品4兆1,474億円

経済産業省 経済解析室「2025年 小売業販売を振り返る」p.8・p.11・p.14 →
✅ 一次確認

業態の定義(百貨店・スーパーの売場面積、コンビニは500店舗以上の企業調査)と沿革(1978年7月統合・1991年7月定義変更・1998年10月コンビニ調査開始・2014年1月専門量販店調査開始・2015年7月組込)

経済産業省「商業動態統計 調査の概要」 →
✅ 一次確認

2025年の店舗数と1店舗当たり販売額の公表事実(百貨店は店舗数減少・1店舗当たり5年ぶり減少、スーパーは両方増加、コンビニは店舗数が4年ぶり増加)

経済産業省 経済解析室ニュース「2025年小売業販売を振り返る」(2026年4月14日) →
✅ 一次確認

2024年の前年比:百貨店+6.3%/スーパー+2.6%/コンビニ+1.2%

経済産業省 経済解析室ニュース「2024年小売業販売を振り返る」(2025年6月10日) →
📊 筆者試算

コンビニ÷百貨店=133,212÷62,124=2.14倍(2.1倍)/3業態計36兆3,362億円に占める構成比 スーパー46.2%・コンビニ36.7%・百貨店17.1%/飲食料品比率 スーパー136,428÷168,026=81.2%・百貨店16,124÷62,124=26.0%・コンビニ食品85,810÷133,212=64.4%/1日あたり 年間販売額÷365日=スーパー約460億円・コンビニ約365億円・百貨店約170億円/百貨店1991年12兆852億円→2025年48.6%減/コンビニ1店舗当たり 販売額÷年末店舗数=1.88億円(1998年)→2.35億円(2025年)。いずれも上記一次データからの単純計算で、調査対象の見直しをまたぐ比較には幅があります

経済産業省「商業動態統計」時系列データ(計算の元データ) →
⚠ 要確認

直近の年(2026年分)は年間補正で数値が変更されることがあります。2025年1月分から百貨店・スーパーの対象事業所が見直されており、時系列表の値と月次速報の値は差し替えられる場合があります。

変更の可能性あり。関東経済産業局「百貨店・スーパー販売の動向」 →
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