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銀行の店舗数とATMはどれだけ減った?推移を図解【2026年】

銀行の店舗数とATMはどれだけ減った?推移を図解
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楓
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「銀行の店舗とATMはどれだけ減ったのか」を確かめるには、ATMの台数と店舗数を別々の図に分けて見るのが近道です。2つは数えている金融機関の範囲も時点も違うので、同じ軸に重ねずに並べると、動き方の違いがはっきり見えます。

銀行の店舗数とATMは、同じ動き方をしていません。全国銀行協会の「決済統計年報」によると、金融機関のCD(現金自動支払機)・ATM設置台数は、2001年9月末の117,658台から2025年9月末は82,932台になりました。24年間で34,726台、率にして29.5%の減少で、2001年にあった10台のうち約3台が減った計算です(編集部試算)。

一方、同協会の「全国銀行財務諸表分析」に載る全国銀行の店舗数は、2005年度末の13,617店に対して2025年度末は13,682店で、ほぼ同じ水準です。2000年度末の15,315店と比べると、1,633店少なくなっています。ただしこの店舗数は届け出上の数で、建物のある店舗の数とは数え方が違います。

本記事では、ATMの年別の推移、業態別の内訳、店舗数の6時点、そして「店舗数」と「ATMの台数」がそれぞれ何を数えた数字なのかを、図解で順に整理します。ATMの台数は都市銀行や信用金庫など9業態を足した数で、ゆうちょ銀行とコンビニのATMは入っていません。

EVIDENCE / 可視化pediaの結論

銀行の店舗とATMは、どれだけ減ったのでしょうか。全国銀行協会の統計で、ATMの台数と店舗数を並べて確かめます。

金融機関のATMは24年で約3割減。全国銀行の店舗数は2005年度末からほぼ同じ水準です。

2001年9月末・掲載のある最初の年 11.8万 金融機関のCD・ATM設置台数(9業態)117,658台 2001年9月末
2025年9月末・最新 8.3万 金融機関のCD・ATM設置台数(9業態)82,932台 2025年9月末
2001 11.8万 2011 11.1万 2022 9万未満 2025 8.3万

Source

全国銀行協会「決済統計年報」(2001〜2025年版)「全国銀行財務諸表分析」(2025年度決算の店舗数は2026年8月17日公表)/農林中金総合研究所『農林金融』2021年10月号

TIMELINEの数値は金融機関のCD・ATM設置台数(万台・各年9月末)。※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

楓の整理
この記事の要点

◆ 金融機関のCD(現金自動支払機)・ATM設置台数は、2001年9月末の117,658台から2025年9月末は82,932台になりました。29.5%の減少です(編集部試算)。以下、この記事ではまとめて「ATM」と書きます。
◆ 全国銀行の店舗数は、2000年度末の15,315店から2005年度末に13,617店となり、2025年度末は13,682店です。2005年度末からはほぼ同じ水準です。
◆ ATMは9業態の金融機関(各年9月末)、店舗数は全国銀行(各年度末)の数字で、対象も時点も違います。ATMの台数にゆうちょ銀行とコンビニのATMは入っていません。

出典:全国銀行協会「決済統計年報」(2001〜2025年版)/同「全国銀行財務諸表分析」(2000〜2025年度)。ATMは都市銀行・地方銀行・信託銀行・長信銀・商中・第二地方銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・系統農協・信漁連の9業態を足した数です。

本記事は楓が調査・編集しています。掲載情報は執筆時点のものです。数値・制度・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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金融機関のATM設置台数の推移|2001年から2025年まで

楓
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25年分の台数は、表よりも1本の折れ線で見ると動き方の区切りが分かります。減って、いったん増えて、横ばいが続き、また減るという4つの区間が、線の傾きに表れます。

金融機関のCD・ATM設置台数の推移(2001〜2025年) 単位:万台 / 9業態の合計・各年9月末 / ゆうちょ銀行・コンビニのATMを含まない 0 2 4 6 8 10 12 2001 2005 2010 2015 2020 2025 2001年 11.8万台 2011年 11.1万台 2022年 8.9万台 2025年 8.3万台 2001年から29.5%減 2001年は全国銀行協会サイトに掲載のある最初の年。増減率は編集部試算。
金融機関のCD・ATM設置台数(9業態・各年9月末。ゆうちょ銀行・コンビニのATMを含まない)
出典:全国銀行協会「決済統計年報」(2001〜2025年版)業態別CD・ATM設置状況等
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

金融機関のCD・ATM設置台数は、2001年9月末が117,658台でした。そこから2005年9月末の109,898台まで4年続けて減り、この間の減少は7,760台です。全国銀行協会のサイトに掲載されている決済統計年報は2001年版が最も古く、それより前の年の台数はこの記事では扱っていません。

2006年からは増加に転じ、2008年9月末には112,853台になりました。その後の2009年から2017年までは、109,095台から112,674台の幅におさまっています。9年間の動きが3,579台の幅にとどまり、線はほぼ水平に見えます。

前年を下回るのは2014年から12年連続です。なかでも2018年から2024年までは、毎年2,000台を超えて減りました。減少が最も大きかったのは2021年9月末で、前年より4,879台少なくなっています。2022年9月末には89,232台となり、2001年以降で初めて9万台を下回りました。2025年9月末は82,932台で、前年からの減少は687台です。

台数とあわせて、CD・ATMを設置している店舗の数(設置店舗数)も少なくなっています。2001年9月末の37,094か所から、2025年9月末は23,889か所になりました。台数を設置店舗数で割ると、1か所あたりは2001年が約3.2台、2011年が約3.7台、2025年が約3.5台です(編集部試算)。

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業態別に見るATMの台数|都市銀行・地方銀行・信用金庫ほか

楓
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9つの業態を6本の線にまとめると、台数の多い順と、線の傾きの違いが同時に見えます。同じ25年でも、業態によって線の形はそろっていません。

業態別のCD・ATM設置台数(2001〜2025年) 単位:万台 / 各年9月末 / 第二地銀=第二地方銀行、その他=信託銀行・信用組合・労働金庫ほか 0 1 2 3 4 2001 2005 2010 2015 2020 2025 地方銀行 2.8万台 信用金庫 1.7万台 都市銀行 1.7万台 農協・信漁連 1.1万台 第二地銀 0.7万台 その他 0.4万台 都市銀行は1.3万台減 線の右端の数値は2025年9月末。増減は2001年9月末との差(編集部試算)。
金融機関のCD・ATM設置台数(9業態・各年9月末。ゆうちょ銀行・コンビニのATMを含まない)
出典:全国銀行協会「決済統計年報」(2001〜2025年版)業態別CD・ATM設置状況等
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

2025年9月末の台数を業態別に見ると、最も多いのは地方銀行の28,134台です。信用金庫が16,971台、都市銀行が16,771台、系統農協・信漁連が10,703台、第二地方銀行(統計の表記は「地方銀行Ⅱ」)が6,562台と続きます。信託銀行・信用組合・労働金庫などその他の業態は、計3,791台でした。

2001年9月末からの減少数が最も大きいのは都市銀行で、29,447台から16,771台へ12,676台減りました。全体の減少34,726台のうち、都市銀行・地方銀行・第二地方銀行の3業態の減少が26,711台を占めます(編集部試算)。

信用金庫は2001年の19,621台から2025年は16,971台で、減少は2,650台です。2001年には都市銀行より9,826台少なかった信用金庫が、2024年9月末に2001年以降で初めて都市銀行を上回り、2025年は200台多くなっています。系統農協・信漁連は13,433台から10,703台へ、2,730台の減少でした。

業態の区分は、各年の決済統計年報の表に従っています。銀行が合併したり別の業態に移ったりした年は、その銀行の台数が業態のあいだで移ります。業態ごとの増減には、こうした区分の移動も含まれています。

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全国銀行の店舗数の推移|2000年度末から2025年度末の6時点

楓
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店舗数は、年度末の時点ごとに棒を立てて業態別に積むと、全体の高さと内訳の入れ替わりが一度に見えます。ここから先は対象が全国銀行(2025年度は107行)に変わり、時点も年度末になります。

全国銀行の店舗数(2000〜2025年度末の6時点) 単位:店 / 各年度末(翌年3月末)/ 本支店・出張所の合計(海外を含む) 0 5,000 10,000 15,000 7,904 4,000 2,928 15,315店 2000 年度末 7,484 3,312 2,470 13,617店 2005 年度末 7,493 3,138 2,489 13,460店 2010 年度末 7,507 3,056 2,870 13,767店 2015 年度末 7,756 2,805 2,836 13,717店 2020 年度末 7,880 2,650 2,861 13,682店 2025 年度末 地方銀行 第二地方銀行 都市銀行 信託銀行・その他 2005年度末からほぼ同じ水準 2000年度末の表は5つの銀行を含まない(表の注記)。棒は時点ごとの値で、間の年は示していない。
全国銀行の店舗数(各年度末)
出典:全国銀行協会「全国銀行財務諸表分析」全国銀行資本金、店舗数、銀行代理業者数、役職員数一覧表(2000・2005・2010・2015・2020・2025年度)
農林中金総合研究所の論文によると、この店舗数には、別の店舗の建物に移った店舗内店舗やネット支店も1店舗として数えられています。対象の銀行数は合併などで年度により違います(2025年度は107行)。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

全国銀行協会の「全国銀行財務諸表分析」には、銀行ごとの店舗数を並べた一覧表があります。全国銀行の合計は、2000年度末(2001年3月末)が15,315店、2005年度末が13,617店でした。この5年間で1,698店少なくなっています。

2005年度末より後は、2010年度末が13,460店、2015年度末が13,767店、2020年度末が13,717店、2025年度末が13,682店です。2005年度末から2025年度末までの5時点は、13,460店から13,767店の幅におさまっています。2025年度末は、2005年度末より65店多い数でした。

業態別では動きが分かれます。第二地方銀行は2000年度末の4,000店から2025年度末は2,650店になりました。地方銀行は7,904店から7,880店、都市銀行は2,928店から2,861店です。この2業態は2005年度末にいったん少なくなり、2025年度末は2000年度末に近い数になっています。

この表を読むときの注意点が3つあります。店舗数には海外の支店と出張所が含まれ、2025年度末は国内が13,515店、海外が167店です。対象の銀行数は、2000年度末の136行から2025年度末は107行に変わっています。また2000年度末の表は、注記で5つの銀行を含まないとされています。

「店舗数」に数えられているもの|届け出上の店舗と建物のある店舗

楓
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店舗数が何を数えた数字なのかは、定義をカードで横に並べると違いが分かります。同じ「店舗」という言葉でも、数え方が2通りあります。

「店舗数」の2つの数え方

左は全国銀行、右は信用金庫や農協なども含む民間金融機関計で、対象が違います。2つの数の差し引きはできません。

届け出上の店舗数

13,682店

2025年度末・全国銀行107行

数えているもの:本支店と出張所の数(海外の167店を含む)。店舗の外に置かれたATMコーナーは含みません。

集計:全国銀行協会「全国銀行財務諸表分析」の一覧表

建物のある店舗(推計)

29,869 → 27,128店

2015年度末 → 2020年度末・民間金融機関計(9.2%減)

数えているもの:店舗内店舗とネット支店を除いた、建物があり物理的にアクセスできる店舗。

集計:農林中金総合研究所の推計(対象は都銀・地銀・信用金庫・信用組合・労働金庫・農協)

店舗内店舗として再編された店舗の数(農林中金総合研究所の推計)

業態(論文の区分)2015年度末2020年度末
都銀221334
地銀6551,396
信用金庫84204
出典:全国銀行協会「全国銀行財務諸表分析」全国銀行資本金、店舗数、銀行代理業者数、役職員数一覧表(2000・2005・2010・2015・2020・2025年度)
出典:農林中金総合研究所『農林金融』2021年10月号「数量的に分析した金融機関の店舗の変化」第2表・第3表(推計の元資料は日本金融通信社『日本金融名鑑』、全国銀行協会「金融機関・店舗情報」)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

全国銀行協会の一覧表の店舗数は、本支店と出張所の数です。農林中金総合研究所の論文(『農林金融』2021年10月号)は、この店舗数に「店舗内店舗」と「ネット支店」も数えられていると整理しています。店舗内店舗は、ある支店が別の支店の建物の中に移り、店名と店番を残す形です。

同じ論文は、店舗内店舗とネット支店を除いた「建物があり物理的にアクセスできる店舗」の数を推計しています。農林中金総合研究所の推計では、建物のある店舗は民間金融機関計で2015年度末の29,869から2020年度末は27,128になり、9.2%減っています。この数は都銀・地銀・信用金庫・信用組合・労働金庫・農協の計で、全国銀行だけの数ではありません。

同研究所の推計では、店舗内店舗の数は2015年度末から2020年度末のあいだに、都銀が221から334、地銀が655から1,396、信用金庫が84から204になっています。推計の対象は2020年度末までです。2021年度以降の建物のある店舗の数は、この推計では分かりません。

ATMの数え方は1つではない|金融機関・ゆうちょ銀行・コンビニ

楓
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ATMの台数は、どこが集計した数字かで範囲が変わります。3つの数をカードで並べ、足し合わせずにそのまま見比べます。

ATMの3つの数

3つは集計した機関も時点も違うので、合計していません。

金融機関のCD・ATM(9業態)

82,932台

2025年9月末

数えているもの:都市銀行・地方銀行・信用金庫・農協など9業態の金融機関が設置するCD・ATM。

出典:全国銀行協会「決済統計年報」

ゆうちょ銀行のATM

31,172台

2025年3月末

数えているもの:ゆうちょ銀行のCD・ATM設置台数。9業態の合計とは別枠の参考値です。

出典:全国銀行協会「決済統計年報」の参考欄(元の資料は同行の統合報告書)

セブン銀行のATM(国内)

27,990台

2025年3月末

数えているもの:セブン銀行が国内に設置しているATM。

出典:セブン銀行の公表値

出典:全国銀行協会「2025年版 決済統計年報」業態別CD・ATM設置状況等/セブン銀行 公式サイト(国内ATM設置台数・2025年3月末現在)
3つは集計した機関も時点も違うため、合計していません。
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

ここまで見てきた82,932台は、都市銀行から系統農協・信漁連までの9業態の金融機関が設置しているCD・ATMの数です。決済統計年報の同じ表には、参考としてゆうちょ銀行の台数が別枠で載っています。2025年3月末で31,172台で、9業態の合計には入っていません。

表の9業態には、コンビニなどのATMを運営する銀行の区分がありません。たとえばセブン銀行は、国内のATM設置台数を2025年3月末現在で27,990台と公表しています。この台数も、82,932台とは別の数字です。

3つの数は、集計した機関も時点も違います。9業態は9月末、ゆうちょ銀行とセブン銀行は3月末の数字です。本記事では、3つを足した数や互いの割合は計算していません。

年別・業態別の数値を一覧で確認する

楓
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図で見た数字を、表でも確認できるようにしました。タブを切り替えると、ATMの年別、ATMの業態別、店舗数の業態別の3つの表が開きます。

金融機関のCD・ATM設置台数と、CD・ATMを設置している店舗の数(9業態の合計・各年9月末)。前年差は編集部試算です。

年
(9月末)
設置台数
(台)
前年差
(台)
設置店舗数
(か所)
2001年117,658(起点)37,094
2002年115,700−1,95835,948
2003年112,698−3,00234,710
2004年110,202−2,49633,481
2005年109,898−30432,588
2006年110,670+77232,043
2007年112,304+1,63431,460
2008年112,853+54930,899
2009年112,674−17930,326
2010年111,963−71130,075
2011年111,392−57130,119
2012年110,654−73829,802
2013年111,198+54429,666
2014年110,061−1,13729,494
2015年109,505−55629,291
2016年109,445−6029,044
2017年109,095−35028,802
2018年106,994−2,10128,516
2019年102,656−4,33828,035
2020年97,895−4,76127,159
2021年93,016−4,87926,245
2022年89,232−3,78425,262
2023年86,095−3,13724,709
2024年83,619−2,47624,127
2025年82,932−68723,889

業態別のCD・ATM設置台数(各年9月末・単位は台)。増減は2001年と2025年の差で、編集部試算です。長信銀・商中は長期信用銀行と商工組合中央金庫です。

業態2001年2011年2025年増減
都市銀行29,44725,64116,771−12,676
地方銀行35,68135,20428,134−7,547
第二地方
銀行
13,05013,0136,562−6,488
信用金庫19,62119,88416,971−2,650
系統農協
・信漁連
13,43312,46310,703−2,730
信用組合2,8672,2492,119−748
労働金庫2,3521,9531,433−919
信託銀行975550239−736
長信銀
・商中
2324350−232
合計117,658111,39282,932−34,726

全国銀行の店舗数(各年度末・単位は店・海外を含む)。その他は長期信用銀行、SBI新生銀行(旧新生銀行)、あおぞら銀行です。2000年度末の表は5つの銀行を含みません。

業態2000
年度末
2010
年度末
2020
年度末
2025
年度末
都市銀行2,9282,4892,8362,861
地方銀行7,9047,4937,7567,880
第二地方
銀行
4,0003,1382,8052,650
信託銀行443277273245
その他40634746
全国銀行計15,31513,46013,71713,682
うち国内15,08913,32213,54413,515
対象の
銀行数
136行119行111行107行
出典:全国銀行協会「決済統計年報」(2001〜2025年版)業態別CD・ATM設置状況等
出典:全国銀行協会「全国銀行財務諸表分析」全国銀行資本金、店舗数、銀行代理業者数、役職員数一覧表(2000・2005・2010・2015・2020・2025年度)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

表の数値は全国銀行協会の公表資料の値で、前年差と増減は編集部が計算しました。ATMの表は各年9月末、店舗数の表は各年度末の数字です。店舗数の表は、6時点のうち2000・2010・2020・2025年度末の4時点を載せています。

楓のまとめ|ATMは約3割減、届け出上の店舗数は2005年度末からほぼ同じ水準

楓
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ここまでの図を並べると、「どれだけ減ったか」の答えは、ATMと店舗数で別々になります。3つの観察事実に整理します。

「銀行の店舗数とATMはどれだけ減ったか」という問いには、1つの数字では答えられません。ATMの台数、届け出上の店舗数、建物のある店舗の推計は、それぞれ対象の金融機関も時点も違います。数字ごとに範囲を確かめながら、観察事実として整理しておきます。

楓の観察整理
3つの観察事実

観察1. 金融機関のCD・ATM設置台数(9業態・各年9月末)は、2001年の117,658台から2025年は82,932台になりました。34,726台、29.5%の減少です(編集部試算)。2009年から2017年まではほぼ横ばいで、2018年から2024年までは毎年2,000台を超えて減りました。

観察2. 全国銀行の店舗数(各年度末)は、2000年度末の15,315店から2005年度末に13,617店となりました。その後の2025年度末までの5時点は、13,460店から13,767店の幅におさまっています。2025年度末は13,682店です。

観察3. 店舗数は届け出上の数です。農林中金総合研究所の推計では、建物のある店舗は民間金融機関計で2015年度末から2020年度末に9.2%減っています。ATMの82,932台には、ゆうちょ銀行の31,172台やコンビニに置かれたATMは入っていません。

3つの観察を重ねると、ATMの台数は24年間で約3割減り、届け出上の店舗数は2005年度末からほぼ同じ水準という、動き方の違う2つの数字が並びます。どの数字も、何を数えたものか、いつの時点のものかを添えて読むと、見え方がそろいます。

街の店舗や施設の数の推移は、コンビニの店舗数、書店の数、図書館の数の記事でも図解しています。

よくある質問(FAQ)

楓
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銀行の店舗数やATMの台数を見るときは、どの金融機関を数えた数字か、いつの時点か、何を1と数えているかの3点をセットで確認してください。同じ「ATMの台数」でも、この3点が変わると数字が変わります。

Q1. 銀行のATMは全部で何台ありますか?

1つの統計で全体を数えた数字は、この記事で使った資料にはありません。全国銀行協会の決済統計年報では、9業態の金融機関のCD・ATMが2025年9月末で82,932台です。同じ表の参考欄にゆうちょ銀行が31,172台(2025年3月末)とあり、セブン銀行は国内27,990台(2025年3月末)と公表しています。集計した機関と時点が違うので、本記事では3つの数を足していません。

Q2. 銀行の店舗数は減っていないのですか?

数え方によって答えが変わります。全国銀行協会の一覧表では、全国銀行の店舗数は2005年度末の13,617店に対して2025年度末は13,682店です。一方、農林中金総合研究所は、店舗内店舗とネット支店を除いた建物のある店舗を推計し、民間金融機関計で2015年度末から2020年度末に9.2%減ったとしています。2つは対象の金融機関も数え方も違う数字です。

Q3. ATMの台数が最も多かったのはいつですか?

この記事で確認できる範囲では、2001年9月末の117,658台です。ただし、全国銀行協会のサイトに掲載されている決済統計年報は2001年版が最も古く、それより前の年とは比べられていません。2001年より前に台数がもっと多い年があったかどうかは、この資料からは分かりません。

🔍 この記事のファクトチェックについて

楓
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当サイトはファクトチェックを実施しています。このページのファクトチェックのエビデンスを以下に掲載します。

✦
この記事のファクトチェックについて
確認日:2026年10月

記事内の主要な数値・事実について、確認の度合いを4段階で示しています。

✅ 一次確認:公式発表・省庁・原典で直接確認 🔍 二次確認:報道など二次情報で確認 📊 筆者試算:一次データを基にした独自計算 ⚠ 要確認:状況により変わるもの
✅ 一次確認

金融機関のCD・ATM設置台数は2025年9月末で82,932台(都市銀行16,771台・地方銀行28,134台・信用金庫16,971台ほか9業態の合計)。同じ表の参考欄にゆうちょ銀行31,172台(2025年3月末)

全国銀行協会「2025年版 決済統計年報」CDオンライン提携取引状況 →
✅ 一次確認

2001年9月末117,658台、2011年9月末111,392台、2022年9月末89,232台など、2001年から2024年までの年別・業態別の台数(各年版の業態別CD・ATM設置状況等)

全国銀行協会「決済統計年報」(2001〜2024年版) →
✅ 一次確認

全国銀行の店舗数は2025年度末で13,682店(107行・国内13,515店・海外167店)。2000年度末15,315店、2005年度末13,617店、2010年度末13,460店、2015年度末13,767店、2020年度末13,717店

全国銀行協会「全国銀行財務諸表分析」一覧表(2025年度決算ほか各年度) →
✅ 一次確認

建物のある店舗の推計は民間金融機関計で2015年度末29,869、2020年度末27,128(9.2%減)。店舗内店舗の数は都銀221→334、地銀655→1,396、信用金庫84→204(いずれも同研究所の推計値)

農林中金総合研究所『農林金融』2021年10月号「数量的に分析した金融機関の店舗の変化」 →
✅ 一次確認

セブン銀行の国内ATM設置台数は27,990台(2025年3月末現在)

セブン銀行 公式サイト「セブン銀行の強みと特徴」 →
🔍 二次確認

全国銀行協会の店舗数に、店舗内店舗とネット支店が数えられていること。同協会の一覧表の注記では確認できず、農林中金総合研究所の論文の記述によります

農林中金総合研究所『農林金融』2021年10月号「数量的に分析した金融機関の店舗の変化」 →
📊 筆者試算

ATMの減少率29.5%=(82,932−117,658)÷117,658。「10台のうち約3台」は同じ率の言い換えです。1か所あたりの台数は設置台数÷設置店舗数で、2001年は117,658÷37,094=約3.2台、2011年は111,392÷30,119=約3.7台、2025年は82,932÷23,889=約3.5台

編集部 集計(元データ:全国銀行協会「決済統計年報」) →
📊 筆者試算

店舗数の増減は、13,682−13,617=65店(2005年度末比)、15,315−13,682=1,633店(2000年度末比)。ATMの業態別の減少数は、都市銀行12,676台+地方銀行7,547台+第二地方銀行6,488台=26,711台

編集部 集計(元データ:全国銀行協会「全国銀行財務諸表分析」「決済統計年報」) →
⚠ 要確認

決済統計年報は年版ごとに公表されます。確認時点(2026年10月)で2026年版は未掲載で、2025年9月末が最新です。全国銀行協会のサイトに掲載のある年版は2001年版が最も古く、それより前の年の台数は確認していません。建物のある店舗の推計は2020年度末までです。

変更の可能性あり。全国銀行協会「決済統計年報」年版一覧 →

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