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社会保障給付費はどこまで増えた?年金・医療・福祉の内訳と75年の推移を図解【2026年】

社会保障給付費はどこまで増えた?年金・医療・福祉の内訳と75年の推移を図解
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楓
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社会保障給付費の大きさは、1年分の金額だけでなく、75年の折れ線と部門別の内訳を並べて見ると動きがつかめます。金額の伸びと、経済の規模に対する比率も分けて確認していきます。

社会保障給付費は、年金・医療・介護・子育て・生活保護などの社会保障制度から、1年度のあいだに個人へ支払われた給付の合計です。国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が2026年7月29日に公表した2024年度の値は138兆3,019億円で、集計が始まった1950年度の1,261億円から名目で約1,097倍になりました。

2024年度は前年度より2兆6,703億円(2.0%)増えて3年ぶりの増加となりましたが、最も多かったのは2021年度で、2024年度はそれに次ぐ水準です。1年度の給付費を365日で割ると、1日あたり約3,789億円が支払われている計算になります(編集部試算)。

本記事では、社人研「令和6年度 社会保障費用統計」の時系列表から1950年度以降の全75年度分の値を取り出し、推移・部門別の内訳・構成比・経済規模との比率・財源を図解で整理します。あわせて、予算ベースの給付費や国の社会保障関係費など、名前の似た数字との違いも確認します。

EVIDENCE / 可視化pediaの結論

年金・医療・福祉などに支払われた社会保障給付費は、集計が始まった1950年度から、どこまで増えたのでしょうか。

2024年度は138兆3,019億円。最も多かった2021年度に次ぐ水準です。

1950年度・全国・社会保障給付費 0.13兆円 1,261億円(集計開始の昭和25年度) 集計開始
2024年度・全国・社会保障給付費 138兆円 138兆3,019億円(ILO基準・2026年7月公表) 3年ぶり増加
1950 集計開始 2000 介護保険の施行 2021 最も多い年度 2024 3年ぶり増加

Source

国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」(2026年7月29日公表)時系列表 第8表・第9表・第10表

楓の整理
この記事の要点

◆ 社会保障給付費は1950年度の1,261億円から、2024年度には138兆3,019億円になりました(名目で約1,097倍)。
◆ 2024年度は3年ぶりの増加です。最も多かったのは2021年度の138兆7,544億円で、2024年度はその99.7%の水準です。
◆ 内訳は年金41.8%・医療32.4%・福祉その他25.8%。医療は2年続けて減り、年金と福祉その他は増えました。対GDP比は21.53%で、前年度から0.37ポイント下がりました。

出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」(2026年7月29日公表)。全年度の値は同統計の時系列表(第8表〜第10表・第13表)に基づきます。

本記事は楓が調査・編集しています。掲載情報は執筆時点のものです。数値・制度・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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社会保障給付費は75年でどこまで増えたか

楓
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75年分の金額は、折れ線に面を重ねると伸び方の角度が見えます。制度の節目と、最も多かった年度の位置に印を付けました。

社会保障給付費の推移(1950〜2024年度) 全国・社会保障給付費(ILO基準)・年度・名目 単位:兆円 令和6年度版の値 0 50 100 150 兆円 1950 1970 1990 2010 2024 年度 2000年度 介護保険制度の施行 2021年度 最多 138.8兆円 1950年度 1,261億円 138.3兆円 2024年度 出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」第8表 ※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
全国・社会保障給付費(ILO基準)・年度・名目・令和6年度版の値。2005年度と2015年度に集計範囲の変更による段差があります(同表の注)。
出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」第8表(2026年7月29日公表)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

社会保障給付費は、1950年度(昭和25年度)の1,261億円から集計が始まりました。第8表の値で初めて1兆円を超えたのは1963年度、10兆円を超えたのは1975年度、50兆円を超えたのは1991年度、100兆円を超えたのは2009年度です。1兆円から10兆円までが12年、10兆円から100兆円までが34年という間隔で、金額の桁が上がってきました。

2000年度からは介護対策が福祉その他の内数として計上され、2024年度は12兆63億円でした。直近では2020年度が132兆2,206億円、2021年度が138兆7,544億円で、2021年度がこれまでで最も多い年度です。その後は2022年度138兆1,754億円、2023年度135兆6,317億円と2年続けて前年度を下回り、2024年度に138兆3,019億円となりました。

2023年度の値は、昨年の公表では135兆4,928億円でしたが、今年の公表で135兆6,317億円に改められています。社会保障費用統計は毎年の公表で過去の年度の値が修正されることがあり、本記事の図と表はすべて2026年7月公表の令和6年度版の値でそろえています。

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部門別に見る|年金・医療・福祉その他の動き

楓
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部門ごとの金額は、積み上げた面で見ると全体の中での厚みが比べられます。2024年度は3部門の動きがそろっていない点も、面の端で確認できます。

部門別の社会保障給付費(1964〜2024年度) 年金・医療・福祉その他の積み上げ 単位:兆円 1963年度以前は部門の区分が異なるため除外 0 50 100 150 兆円 1964 1980 2000 2024 年金 57.9兆円 医療 44.8兆円 福祉その他 35.6兆円 2024年度 出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」第8表 ※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
全国・社会保障給付費(ILO基準)・年度・名目・令和6年度版の値。1963年度以前は「医療」と「年金・福祉その他」の2区分のため除外しています。介護対策は福祉その他の内数です。
出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」第8表(2026年7月29日公表)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

2024年度を部門別に見ると、年金が57兆8,528億円(前年度比2.6%増)、医療が44兆8,055億円(1.9%減)、福祉その他が35兆6,436億円(6.2%増)でした。年金と福祉その他が増える一方、医療は2022年度の48兆7,689億円を最後に2年続けて減っています。

社人研は結果の概要で、医療の減少は主に新型コロナウイルス感染症対策に係る費用の減少が大きかったと説明しています。福祉その他のうち介護対策は12兆63億円で、前年度より3,762億円(3.2%)増えました。部門の区分は1964年度から3区分で、それ以前は「医療」と「年金・福祉その他」の2区分です。

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構成比で見る|1981年度から年金が最大

楓
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部門の比率は、合計を100%にそろえた帯で見ると、金額の大きさに引っ張られずに入れ替わりが読めます。

部門別の構成比(1964〜2024年度) 社会保障給付費に占める年金・医療・福祉その他の割合 単位:% 0% 50% 100% 1964 1981 2000 2024 年金 41.8% 医療 32.4% 福祉その他 25.8% 1981年度から年金が最大 出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」第8表(構成比は同表の金額から算出) ※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
全国・社会保障給付費(ILO基準)・年度・令和6年度版の値。構成比は第8表の金額から編集部が算出しています。
出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」第8表(2026年7月29日公表)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

構成比で見ると、1964年度は医療が54.4%を占め、年金は22.7%でした。年金の金額が初めて医療を上回ったのは1981年度で、1981年度から2024年度まで、年金は3部門のなかで最も大きい部門であり続けています。

年金の構成比は1990年度から2009年度まで5割を超え、その後は2021年度の40.2%まで下がり、2024年度は41.8%です。福祉その他は2024年度に25.8%で、1964年度の22.9%を上回っています。年金と医療を合わせると74.2%で、給付費のおよそ4分の3にあたります。

経済の規模と比べる|対GDP比・対国民所得比

楓
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75年で名目の金額が大きく伸びた数字は、経済の規模で割った比率と並べると、別の角度から読めます。

社会保障給付費の対GDP比・対国民所得比(1951〜2024年度) 全国・社会保障給付費(ILO基準)・年度 単位:% 国民所得に対する比率 国内総生産(GDP)に対する比率 0% 10% 20% 30% 40% 1951 1970 1990 2010 2024 国民所得比 30.60% GDP比 21.53% 2024年度は低下 出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」第9表・第10表 ※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
全国・社会保障給付費(ILO基準)・年度・令和6年度版の値。比率は1951年度から公表されています。
出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」第9表・第10表(2026年7月29日公表)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

社会保障給付費を国内総生産(GDP)で割った対GDP比は、1951年度の2.87%から、2024年度は21.53%でした。対GDP比が最も高かったのは2021年度の24.07%で、2024年度は前年度から0.37ポイント下がっています。

国民所得に対する比率は2024年度が30.60%で、最も高かったのは2020年度の34.88%です。金額が3年ぶりに増えた2024年度も、比率はどちらも前年度を下回りました。名目の金額と経済規模に対する比率は、同じ75年でも異なる形を描いています。

給付を支える財源|社会保険料53.3%・公費37.5%

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給付の財源は、項目ごとの割合を1本の帯に並べると、保険料と公費の比重が見比べられます。

社会保障財源の内訳(2024年度) ILO基準の財源 合計155兆6,896億円(給付費の合計とは一致しません) 28.1% 25.3% 24.6% 12.9% 社会保険料 53.3% 公費負担 37.5% 被保険者拠出 43兆6,765億円 28.1% 事業主拠出 39兆3,661億円 25.3% 国庫負担 38兆3,563億円 24.6% 他の公費負担 20兆496億円 12.9% 資産収入 7兆3,940億円 4.7% その他 6兆8,471億円 4.4% 社会保険料=被保険者拠出+事業主拠出、公費負担=国庫負担+他の公費負担 出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」結果の概要 ※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。
ILO基準の社会保障財源(2024年度)。財源の合計(155兆6,896億円)は給付費の合計とは一致しません。
出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」結果の概要(2026年7月29日公表)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

2024年度の社会保障財源は155兆6,896億円でした。内訳は、社会保険料が83兆426億円(53.3%)、公費負担が58兆4,059億円(37.5%)、資産収入が7兆3,940億円(4.7%)、その他が6兆8,471億円(4.4%)です。社会保険料は被保険者拠出28.1%と事業主拠出25.3%に分かれ、公費負担は国庫負担24.6%と他の公費負担12.9%に分かれます。

財源の合計は給付費の合計と一致しません。2024年度の財源は前年度より42兆3,169億円(21.4%)少なく、社人研は資産収入の減少について、年金積立金の運用実績が前年度と比べて低かったことによると説明しています。

「社会保障のお金」4つの数字の違い

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社会保障のお金には、名前の似た数字がいくつもあります。長さを比べるグラフにはせず、定義のカードとして並べました。

「社会保障のお金」4つの数字

年度と定義がそれぞれ異なるため、金額の大小を比べるものではありません。

社会保障給付費(実績・ILO基準)

138兆3,019億円

2024年度・国立社会保障・人口問題研究所

個人に支払われた給付の合計。医療・介護の窓口での自己負担や管理費は含まない

社会支出(OECD基準)

142兆8,073億円

2024年度・国立社会保障・人口問題研究所

国際比較用の集計。施設整備費など、個人に直接帰着しない支出の一部も含む

社会保障給付費(予算ベース)

144.1兆円

2026年度・厚生労働省の推計

当該年度の予算をもとにした見込みの額。実績ではない

社会保障関係費

39.1兆円程度

2026年度・財務省(国の一般会計)

国の一般会計の歳出のうち社会保障に充てる経費。給付の財源の一部にあたる

出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」/厚生労働省「給付と負担について」/財務省「令和8年度 社会保障関係予算のポイント」
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

「社会保障に138兆円」と「社会保障に39兆円」は、どちらも公的な資料に出てくる数字ですが、指している範囲が違います。社会保障給付費は個人に支払われた給付の実績で、医療や介護の窓口での自己負担や管理費を含みません。国の一般会計の社会保障関係費39.1兆円程度は、給付の財源の一部にあたる国の歳出で、給付費の総額とは範囲が異なります。

国の歳入と歳出全体の流れは「税金はどこから来てどこへ行くか」で図解しています。厚生労働省の予算ベースの給付費(2026年度144.1兆円)は予算をもとにした推計で、本記事の実績の系列とはつないでいません。国際比較に使われる社会支出(OECD基準)は2024年度142兆8,073億円で、施設整備費などの一部も含みます。

年度別の一覧|1950年度から2024年度まで

楓
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年度ごとの正確な値は、下の一覧で確認できます。金額・構成比・経済規模との比率・機能別の内訳を切り替えて見られます。

一覧の金額は社人研の公表値(億円単位)です。1950年度から1963年度は部門が2区分で、年金の欄に「年金・福祉その他」の合計を載せています(※印)。国内総生産と国民所得に対する比率は1951年度から公表されています。

単位:億円。1950〜1963年度は部門が2区分のため、「年金・福祉その他」の合計を年金の欄に記載(※)。

年度合計医療年金福祉
その他
1950
昭和25
1,261646615※※
1951
昭和26
1,571804768※※
1952
昭和27
2,1941,1491,046※※
1953
昭和28
2,5771,4801,096※※
1954
昭和29
3,8411,7122,129※※
1955
昭和30
3,8931,9191,974※※
1956
昭和31
3,9862,0181,969※※
1957
昭和32
4,3572,2242,133※※
1958
昭和33
5,0802,0992,981※※
1959
昭和34
5,7782,5233,255※※
1960
昭和35
6,5532,9423,611※※
1961
昭和36
7,9003,8504,050※※
1962
昭和37
9,2194,6994,520※※
1963
昭和38
11,2145,8855,329※※
1964
昭和39
13,4757,3283,0563,091
1965
昭和40
16,0379,1373,5083,392
1966
昭和41
18,67010,7664,1993,705
1967
昭和42
21,64412,5834,9474,114
1968
昭和43
25,09614,6795,8354,582
1969
昭和44
28,77517,0256,6885,061
1970
昭和45
35,23920,7588,5625,920
1971
昭和46
40,29622,5759,7327,990
1972
昭和47
49,88928,19511,7039,990
1973
昭和48
62,64034,39016,21812,033
1974
昭和49
90,43747,37526,13916,923
1975
昭和50
118,19257,32138,04722,825
1976
昭和51
145,79668,32052,54824,928
1977
昭和52
169,88376,49764,90328,483
1978
昭和53
198,96589,42077,33632,209
1979
昭和54
221,04098,00788,71034,323
1980
昭和55
249,290107,598103,33038,362
1981
昭和56
277,358115,536119,12242,699
1982
昭和57
301,180124,447131,99244,741
1983
昭和58
319,936131,319142,56346,054
1984
昭和59
336,582136,379152,87747,327
1985
昭和60
356,894143,595167,19346,106
1986
昭和61
386,002152,299185,66448,039
1987
昭和62
407,475160,801197,96548,709
1988
昭和63
424,733167,507208,43748,789
1989
平成元
450,653177,547223,19249,914
1990
平成2
474,238186,254237,77250,212
1991
平成3
503,774197,824253,07352,878
1992
平成4
540,788212,539270,71757,533
1993
平成5
570,636221,326286,81762,493
1994
平成6
607,314233,126306,26867,921
1995
平成7
649,918246,608330,61472,695
1996
平成8
678,327257,816344,99475,517
1997
平成9
697,226259,227358,88279,117
1998
平成10
724,300260,269378,09285,939
1999
平成11
753,206270,144392,35990,703
2000
平成12
784,075266,062405,367112,646
2001
平成13
816,806272,333419,419125,053
2002
平成14
838,503268,779433,107136,616
2003
平成15
845,415272,032441,989131,394
2004
平成16
860,915277,185450,514133,216
2005
平成17
888,540287,456461,194139,891
2006
平成18
906,741293,185471,517142,040
2007
平成19
930,804302,301481,153147,350
2008
平成20
958,453308,666493,777156,009
2009
平成21
1,016,727321,050515,524180,153
2010
平成22
1,053,660336,453522,286194,921
2011
平成23
1,082,824347,884523,253211,687
2012
平成24
1,090,844353,442532,329205,073
2013
平成25
1,107,853360,761538,799208,293
2014
平成26
1,121,676367,817535,104218,755
2015
平成27
1,168,141385,651540,929241,561
2016
平成28
1,183,122388,174543,800251,149
2017
平成29
1,200,686394,243548,349258,093
2018
平成30
1,213,999397,494552,581263,924
2019
令和元
1,239,270407,269554,520277,481
2020
令和2
1,322,206427,193556,336338,678
2021
令和3
1,387,544474,205558,151355,187
2022
令和4
1,381,754487,689557,908336,157
2023
令和5
1,356,317456,781563,936335,600
2024
令和6
1,383,019448,055578,528356,436

単位:%。介護は福祉その他の内数(2000年度から再掲)。※は「年金・福祉その他」の合計。

年度医療年金福祉
その他
うち
介護
1950
昭和25
51.248.8※※
1951
昭和26
51.148.9※※
1952
昭和27
52.347.7※※
1953
昭和28
57.542.5※※
1954
昭和29
44.655.4※※
1955
昭和30
49.350.7※※
1956
昭和31
50.649.4※※
1957
昭和32
51.049.0※※
1958
昭和33
41.358.7※※
1959
昭和34
43.756.3※※
1960
昭和35
44.955.1※※
1961
昭和36
48.751.3※※
1962
昭和37
51.049.0※※
1963
昭和38
52.547.5※※
1964
昭和39
54.422.722.9
1965
昭和40
57.021.921.2
1966
昭和41
57.722.519.8
1967
昭和42
58.122.919.0
1968
昭和43
58.523.318.3
1969
昭和44
59.223.217.6
1970
昭和45
58.924.316.8
1971
昭和46
56.024.219.8
1972
昭和47
56.523.520.0
1973
昭和48
54.925.919.2
1974
昭和49
52.428.918.7
1975
昭和50
48.532.219.3
1976
昭和51
46.936.017.1
1977
昭和52
45.038.216.8
1978
昭和53
44.938.916.2
1979
昭和54
44.340.115.5
1980
昭和55
43.241.415.4
1981
昭和56
41.742.915.4
1982
昭和57
41.343.814.9
1983
昭和58
41.044.614.4
1984
昭和59
40.545.414.1
1985
昭和60
40.246.812.9
1986
昭和61
39.548.112.4
1987
昭和62
39.548.612.0
1988
昭和63
39.449.111.5
1989
平成元
39.449.511.1
1990
平成2
39.350.110.6
1991
平成3
39.350.210.5
1992
平成4
39.350.110.6
1993
平成5
38.850.311.0
1994
平成6
38.450.411.2
1995
平成7
37.950.911.2
1996
平成8
38.050.911.1
1997
平成9
37.251.511.3
1998
平成10
35.952.211.9
1999
平成11
35.952.112.0
2000
平成12
33.951.714.44.2
2001
平成13
33.351.315.35.1
2002
平成14
32.151.716.35.6
2003
平成15
32.252.315.56.1
2004
平成16
32.252.315.56.5
2005
平成17
32.451.915.76.6
2006
平成18
32.352.015.76.7
2007
平成19
32.551.715.86.8
2008
平成20
32.251.516.36.9
2009
平成21
31.650.717.77.0
2010
平成22
31.949.618.57.1
2011
平成23
32.148.319.57.3
2012
平成24
32.448.818.87.7
2013
平成25
32.648.618.87.9
2014
平成26
32.847.719.58.2
2015
平成27
33.046.320.78.1
2016
平成28
32.846.021.28.2
2017
平成29
32.845.721.58.4
2018
平成30
32.745.521.78.6
2019
令和元
32.944.722.48.7
2020
令和2
32.342.125.68.6
2021
令和3
34.240.225.68.1
2022
令和4
35.340.424.38.2
2023
令和5
33.741.624.78.6
2024
令和6
32.441.825.88.7

単位:%。国内総生産(GDP)と国民所得に対する社会保障給付費の比率(1951年度から)。

年度対GDP比対国民
所得比
1951
昭和26
2.873.54
1952
昭和27
3.444.21
1953
昭和28
3.424.29
1954
昭和29
4.915.83
1955
昭和30
4.535.58
1956
昭和31
4.135.05
1957
昭和32
3.944.91
1958
昭和33
4.295.41
1959
昭和34
4.165.23
1960
昭和35
3.934.86
1961
昭和36
3.924.91
1962
昭和37
4.135.15
1963
昭和38
4.285.31
1964
昭和39
4.435.60
1965
昭和40
4.755.98
1966
昭和41
4.705.90
1967
昭和42
4.665.76
1968
昭和43
4.575.74
1969
昭和44
4.425.52
1970
昭和45
4.685.77
1971
昭和46
4.866.11
1972
昭和47
5.176.40
1973
昭和48
5.376.54
1974
昭和49
6.538.04
1975
昭和50
7.769.53
1976
昭和51
8.5110.38
1977
昭和52
8.9410.91
1978
昭和53
9.5411.58
1979
昭和54
9.8112.13
1980
昭和55
10.0412.23
1981
昭和56
10.4813.11
1982
昭和57
10.9113.68
1983
昭和58
11.0813.83
1984
昭和59
10.9213.84
1985
昭和60
10.8013.70
1986
昭和61
11.2814.41
1987
昭和62
11.2514.50
1988
昭和63
10.9614.03
1989
平成元
10.8414.05
1990
平成2
10.5013.67
1991
平成3
10.6413.65
1992
平成4
11.1914.78
1993
平成5
11.8215.62
1994
平成6
11.6315.99
1995
平成7
12.1516.81
1996
平成8
12.3516.92
1997
平成9
12.6217.64
1998
平成10
13.3919.06
1999
平成11
14.0319.95
2000
平成12
14.3619.98
2001
平成13
15.2621.55
2002
平成14
15.8022.38
2003
平成15
15.8822.25
2004
平成16
16.1022.33
2005
平成17
16.4923.16
2006
平成18
16.7023.15
2007
平成19
17.1223.70
2008
平成20
18.3426.54
2009
平成21
20.3029.07
2010
平成22
20.6929.09
2011
平成23
21.4830.45
2012
平成24
21.6230.52
2013
平成25
21.3429.71
2014
平成26
21.0229.59
2015
平成27
21.1629.51
2016
平成28
21.2729.96
2017
平成29
21.1529.79
2018
平成30
21.3029.71
2019
令和元
21.7230.76
2020
令和2
23.8534.88
2021
令和3
24.0734.42
2022
令和4
23.3532.97
2023
令和5
21.9030.73
2024
令和6
21.5330.60

単位:億円・%。ILOの機能分類による9区分。構成比は編集部算出。

機能金額(億円)構成比
高齢614,74644.4
保健医療433,36231.3
家族116,5778.4
遺族63,2234.6
生活保護その他62,3014.5
障害61,6044.5
失業15,9441.2
労働災害8,7630.6
住宅6,5010.5
合計1,383,019100.0
出典:国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」第8表・第9表・第10表・第13表
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

楓のまとめ|長い増加と、2021年度を下回った2024年度

楓
楓

75年の推移・部門別の動き・経済規模との比率を並べると、同じ給付費でも見る物差しで形が変わります。3つの観察事実に整理します。

「社会保障給付費はどこまで増えたか」という問いに、本記事では金額・内訳・比率の3つの物差しで図解を並べてきました。数字の大小に評価を加えず、見えてきた形を観察事実として整理しておきます。

楓の観察整理
3つの観察事実

観察1. 社会保障給付費は1950年度の1,261億円から2024年度の138兆3,019億円まで、名目で約1,097倍になりました。最も多かったのは2021年度の138兆7,544億円で、2024年度は3年ぶりに増えたものの、2021年度をわずかに下回っています。

観察2. 部門別では1981年度から年金が最も大きく、2024年度は年金41.8%・医療32.4%・福祉その他25.8%です。2024年度は年金と福祉その他が増え、医療は2年続けて減りました。

観察3. 対GDP比は2021年度の24.07%が最も高く、2024年度は21.53%でした。名目の金額が3年ぶりに増えた年度も、経済規模に対する比率は前年度を下回っています。

社会保障給付費の75年は、名目の金額で見れば1950年度から続く長い上り坂と直近4年の小さな起伏、経済規模との比率で見れば2021年度を頂点にした山として現れます。「どこまで増えたか」への答えは、金額で見るか比率で見るかで形が変わる点も含めて読むと、数字の意味がつかみやすくなります。

よくある質問(FAQ)

楓
楓

社会保障給付費の数字を読むときに迷いやすい点を4つにまとめました。最も多い年度、1人当たりの意味、国際比較、資料ごとの数字の違いについてです。

Q1. 2024年度の社会保障給付費は、これまでで最も多い金額ですか?

いいえ。最も多かったのは2021年度の138兆7,544億円です。2024年度の138兆3,019億円は3年ぶりの増加で、1950年度からの75年度のなかでは2021年度に次いで2番目に多い値です(令和6年度版の時系列表で比較)。

Q2. 1人当たり111万7,100円は、1人が負担している金額ですか?

いいえ。1人当たりの社会保障給付費は、1年度の給付費の総額を人口で割った値で、負担額ではありません。社人研の公表値は2024年度が111万7,100円で、前年度より2万6,400円(2.4%)増えました。制度ごとの仕組みは「老後2000万円問題」「健康保険の仕組み」「介護費用はいくらかかるか」で図解しています。

Q3. 日本の水準は国際的に高いのですか?

国際比較には社会支出(OECD基準)の対GDP比が使われます。社人研の結果の概要によると、日本は22.23%(2024年度)で、米国24.21%(2022年度)、スウェーデン26.92%(2021年度)、ドイツ31.27%(2021年度)、フランス32.11%(2022年度)です。比べられる年度が国ごとに異なる点に注意が必要です。

Q4. 報道や過去の資料と数字が少し違うのはなぜですか?

社会保障費用統計は、毎年の公表で過去の年度の値が修正されることがあります(社人研のよくある質問)。また、厚生労働省や財務省の資料には、予算をもとにした推計値(予算ベース)が載ることがあります。本記事は2026年7月29日公表の令和6年度版の実績値でそろえています。

🔍 この記事のファクトチェックについて

楓
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当サイトはファクトチェックを実施しています。このページのファクトチェックのエビデンスを以下に掲載します。

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この記事のファクトチェックについて
確認日:2026年9月

記事内の主要な数値・事実について、確認の度合いを4段階で示しています。

✅ 一次確認:公式発表・省庁・原典で直接確認 🔍 二次確認:報道など二次情報で確認 📊 筆者試算:一次データを基にした独自計算 ⚠ 要確認:状況により変わるもの
✅ 一次確認

2024年度 社会保障給付費138兆3,019億円・前年度比2兆6,703億円(2.0%)増・3年ぶり増加・1人当たり111万7,100円(前年度比2万6,400円・2.4%増)。増加額は社人研公表値(時系列表の差は端数処理により2兆6,702億円)

国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」報道発表資料 →
✅ 一次確認

部門別 医療44兆8,055億円(1.9%減)・年金57兆8,528億円(2.6%増)・福祉その他35兆6,436億円(6.2%増)・介護対策12兆63億円(3.2%増)、医療の減少に関する社人研の説明

国立社会保障・人口問題研究所「令和6年度 社会保障費用統計」報道発表の概要 →
✅ 一次確認

1950〜2024年度の部門別給付費(1950年度1,261億円・2021年度138兆7,544億円が最多・2023年度135兆6,317億円)、介護対策は2000年度から再掲、2005年度・2015年度の段差

同統計 時系列表 第8表(Excel) →
✅ 一次確認

対GDP比21.53%(前年度差0.37ポイント低下・最高は2021年度24.07%)・対国民所得比30.60%(最高は2020年度34.88%)

同統計 時系列表 第9表(対GDP比)・第10表 →
✅ 一次確認

機能別社会保障給付費(2024年度・9区分)

同統計 時系列表 第13表(Excel) →
✅ 一次確認

財源155兆6,896億円・社会保険料53.3%・公費負担37.5%・資産収入4.7%・その他4.4%、社会支出の国際比較(対GDP比)

同統計 結果の概要 →
✅ 一次確認

社会保障給付費の範囲(自己負担・管理費を含まない)、社会支出142兆8,073億円との違い、過去年度の値の修正

国立社会保障・人口問題研究所「社会保障費用統計 よくある質問」 →
✅ 一次確認

2023年度の値の改定(令和5年度版の公表値と令和6年度版の値の違い)

同統計 令和5年度版 報道発表資料 →
✅ 一次確認

介護保険制度の施行(2000年4月)

厚生労働省「厚生労働白書」介護保険制度 →
✅ 一次確認

社会保障給付費(予算ベース)2026年度144.1兆円(厚生労働省の推計)

厚生労働省「給付と負担について」 →
✅ 一次確認

令和8年度 社会保障関係費39.1兆円程度(国の一般会計)

財務省「令和8年度 社会保障関係予算のポイント」 →
📊 筆者試算

1950→2024年度の倍率 約1,097倍(1,383,019億円÷1,261億円)・2021年度比99.7%(1,383,019÷1,387,544)・1日あたり約3,789億円(1,383,019億円÷365日)・年金と医療の合計74.2%(41.8+32.4)

編集部試算・元データ:同統計 第8表 →
⚠ 要確認

社会保障費用統計は毎年の公表で過去の年度の値が改められることがあります。本記事は2026年7月29日公表の令和6年度版の値を用いており、翌年の公表で過去の値が修正される可能性があります。

変更の可能性あり。社人研 よくある質問 →

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