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車の買取トラブル相談はどれだけ増えた?国民生活センターの件数推移を図解【2026年】

車の買取トラブル相談はどれだけ増えた?国民生活センターの件数推移を図解
楓

「車の買取トラブルはどれだけ増えたの?」という問いには、国民生活センターが公表している年度別の相談件数を棒グラフで並べるのが近道です。件数の推移に、相談した人の年代・平均年齢・売却額の変化を重ねると、増えた数だけでなく、誰が相談しているのかまで見えてきます。

読者が「買取トラブル」と呼ぶものは、国民生活センターの統計では「中古自動車の売却に関する相談」として集計されています。その件数は、2018年度の1,151件から2021年度の1,519件へ、3年で368件(32.0%)増えました。2021年度は前年度の1.25倍で、公表されている年度別件数のうち最新の値です。

本記事では、国民生活センターの報道発表資料(2023年3月22日)と自動車公正取引協議会の消費者相談レポートという一次情報をもとに、相談件数の推移、契約当事者の年代分布と平均年齢、売却額の平均、相談内容の内訳を図解で整理します。定義の異なる3つの系列を混ぜずに並べることが、この記事の観察の軸です。

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EVIDENCE / 可視化pediaの結論

車の買取トラブル相談はどれだけ増えた?

中古車の売却に関する相談は2021年度1,519件。3年で368件増。

起点・2018年度 1151 中古自動車の売却に関する相談件数(PIO-NET・全国の消費生活センター等) 年度確定値
最新公表・2021年度 1519 中古自動車の売却に関する相談件数(2023年1月31日までの登録分) 前年度の1.25倍
2018 1,151件 2019 1,229件 2020 1,211件 2021 1,519件

Source

国民生活センター「増加する中古自動車の売却トラブル」(2023年3月22日・PIO-NET 2023年1月31日までの登録分)

楓の整理
この記事の要点

◆ 全国の消費生活センター等に寄せられた中古自動車の売却に関する相談は、2018年度の1,151件から2021年度の1,519件へ368件(32.0%)増え、2021年度は前年度の1.25倍でした。
◆ 契約当事者の平均年齢は2012年度の43.3歳から2021年度の50.4歳へ7.1歳上がり、70歳代以上の割合は7.1%から17.9%になりました。
◆ 相談内容は「契約・解約」が87.3%。自動車公正取引協議会への買取り相談は2022年度の241件が最多で、2024年度は178件でした。

出典:国民生活センター 報道発表資料「増加する中古自動車の売却トラブル」(2023年3月22日・PIO-NET 2023年1月31日までの登録分)/自動車公正取引協議会「2024年度 消費者相談レポート」/国民生活センター「中古自動車(各種相談の件数や傾向)」(2026年5月31日現在)。

本記事は楓が調査・編集しています。掲載情報は執筆時点のものです。数値・制度・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

中古車の売却に関する相談は4年でどれだけ増えたか

楓

年度別の件数は、表より棒グラフのほうが「どこで段差がついたか」が一目で分かります。2021年度の棒だけが1,500件の線を越えているのが見えるはずです。2022年度は途中値なので、淡い色と破線で区別しています。

中古自動車の売却に関する相談件数の推移(PIO-NET・年度) 単位:件 / 出典:国民生活センター 報道発表資料(2023年3月22日・2023年1月31日までの登録分) 0 400 800 1,200 1,600 1,151 2018 1,229 2019 1,211 2020 1,519 2021 1,157 2022 1月31日まで 淡色=2022年度(2023年1月31日までの登録分)1,157件/灰色の細棒=2021年度同期 1,076件 2021年度 1,519件 2023年3月 国民生活センター発表 前年度の1.25倍 2018年度 → 2021年度 +368 増加率 +32.0% 1,151件 → 1,519件 2021年度は1日あたり約4.2件 (1,519 ÷ 365・編集部試算)
出典:国民生活センター 報道発表資料「増加する中古自動車の売却トラブル」(2023年3月22日)図1 / PIO-NET 2023年1月31日までの登録分・消費生活センター等からの経由相談は含まない
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

国民生活センターの報道発表資料によると、全国の消費生活センター等に寄せられた中古自動車の売却に関する相談は、2018年度が1,151件、2019年度が1,229件、2020年度が1,211件、2021年度が1,519件でした。2019年度に78件増え、2020年度に18件減ったあと、2021年度は前年度から308件増えています。

2018年度と2021年度を比べると、増加幅は368件、増加率は32.0%です。2021年度の1,519件は、全国の消費生活センター等に1日あたり約4.2件(1,519÷365)のペースで寄せられた計算になります。この件数はPIO-NETに2023年1月31日までに登録された分で、消費生活センター等からの経由相談は含まれていません。

2022年度は、2023年1月31日までの登録分で1,157件でした。原典は比較対象として2021年度の同じ期間(2022年1月31日まで)の1,076件を併記しており、同期比では81件多くなっています。ただし2022年度は途中値であり、年度確定値ではありません。売却に関する相談の年度別件数は、国民生活センターの公表では2021年度分が最新です。なお、車を持つ側の地域差は世帯あたり自動車保有台数の47都道府県地図で整理しています。

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相談した人の年代はどう変わったか

楓

年代の変化は、4つの年度の100%積み上げ棒を縦に並べると分かりやすくなります。左側の淡い帯が縮み、右側の濃い帯が広がる形が、そのまま「相談する人の年代が上がった」という観察になります。

契約当事者の年代別割合(中古車の売却に関する相談・年度別) 出典:国民生活センター 報道発表資料(2023年3月22日)図2-1 / 不明・無回答等を除く 2012年度 15.8% 30.2% 22.4% 13.1% 11.0% 7.1% 2015年度 15.8% 24.5% 24.0% 13.3% 13.1% 9.0% 2018年度 13.1% 18.5% 20.2% 19.9% 15.0% 13.0% 2021年度 14.2% 16.8% 16.6% 20.2% 14.2% 17.9% 20歳代未満(1%未満) 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代以上 最も多い年代:2012年度 30歳代(30.2%) → 2021年度 50歳代(20.2%)/70歳代以上:7.1% → 17.9% 年代が判明した相談のみ(2021年度は1,324件)。割合は原典の表記(小数第2位を四捨五入)。
出典:国民生活センター 報道発表資料「増加する中古自動車の売却トラブル」(2023年3月22日)図2-1 / 2012・2015・2018・2021年度・不明・無回答等を除く
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

契約当事者の年代は、年代が分かる相談のみを集計しています。そのため2021年度の年代別合計は1,324件で、図1の1,519件とは一致しません。この内訳で見ると、2012年度は30歳代が400件(30.2%)で最も多く、40歳代の297件(22.4%)、20歳代の209件(15.8%)が続いていました。

2021年度は50歳代が268件(20.2%)で最も多く、70歳代以上が237件(17.9%)、30歳代が223件(16.8%)の順です。最も多い年代は、2012年度の30歳代から2015年度も30歳代、2018年度は40歳代、2021年度は50歳代へと移っています。70歳代以上の件数は94件から237件で、割合は7.1%から17.9%へ10.8ポイント上がりました。

原典の本文では、40歳代以下の割合が2012年度の68.8%から2021年度の47.7%に、60歳代以上が18.1%から32.1%になったと記されています。国民生活センターは発表資料の中で、背景の一つとして運転免許の申請による取消件数の増加(2012年117,613件、2021年517,040件)を挙げていますが、これは同センターの見解であり、本記事では件数の変化のみを観察しています。60歳代以上の家計については公的年金の仕組み介護費用のデータもあわせてご覧ください。

平均年齢は10年で7歳上がった

楓

平均年齢は10年分の折れ線にすると、どの年度で50歳の線をまたいだかが見えます。縦軸は40〜52歳の範囲に絞っているので、1歳の差が読み取れる図になっています。

契約当事者の平均年齢の推移(2012〜2021年度) 単位:歳 / 出典:国民生活センター 報道発表資料(2023年3月22日)図2-2 / 縦軸は40〜52歳の範囲 40 42 44 46 48 50 52 (歳) 50歳 43.3 2012 45.2 2013 45.6 2014 45.2 2015 45.9 2016 47.4 2017 49.0 2018 50.0 2019 49.7 2020 50.4 2021 10年で+7.1歳(43.3→50.4)
出典:国民生活センター 報道発表資料「増加する中古自動車の売却トラブル」(2023年3月22日)図2-2 / 2012〜2021年度・不明・無回答等を除く / 原典の「49」「50」は「49.0」「50.0」と表記
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

契約当事者の平均年齢は、2012年度の43.3歳から2013年度に45.2歳となり、2014年度45.6歳、2015年度45.2歳、2016年度45.9歳と45歳台で推移しました。2017年度に47.4歳、2018年度に49.0歳と上がり、2019年度に50.0歳と初めて50歳に達しています

2020年度は49.7歳とわずかに下がり、2021年度は50.4歳で10年間の最高値です。2012年度から2021年度への上昇幅は7.1歳でした。年代別の図で見た「50歳代・70歳代以上の割合の増加」と、この平均年齢の上昇は、同じ変化を別の角度から表しています。

売却額の平均はいくらか

楓

売却額の平均は円単位の原典値を万円に換算して棒にしました。年ごとの上下はありますが、2021年度の棒だけが明らかに高いことが分かります。

売却額(契約購入金額)の平均の推移(2012〜2021年度) 単位:万円 / 出典:国民生活センター 報道発表資料(2023年3月22日)図4-1 / 円を万円に換算(小数第1位) 0 25 50 75 100 (万円) 66.1 2012 62.4 2013 63.0 2014 70.7 2015 62.8 2016 74.2 2017 63.7 2018 73.7 2019 74.5 2020 88.1 2021 2012年度の1.33倍
出典:国民生活センター 報道発表資料「増加する中古自動車の売却トラブル」(2023年3月22日)図4-1 / 📊筆者試算:原典の円を1万で割り小数第2位を四捨五入(例:880,867円→88.1万円)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

契約購入金額(売却額)の平均は、2012年度が660,740円(66.1万円)でした。2013年度62.4万円、2014年度63.0万円、2015年度70.7万円、2016年度62.8万円、2017年度74.2万円、2018年度63.7万円、2019年度73.7万円、2020年度74.5万円と、60万円台と70万円台を行き来しています。

2021年度は880,867円(88.1万円)で、10年間で最も高い値です。2012年度の66.1万円と比べると1.33倍(880,867÷660,740)になります。原典の本文も「2012年度は約66万円、2021年度は約88万円と1.3倍以上」と記しています。

2021年度の売却額別の内訳(金額が分かる866件)では、100万円以上500万円未満が215件(24.8%)で最も多く、10万円以上50万円未満が210件(24.2%)、5万円未満が197件(22.7%)と続きます。500万円以上も15件(1.7%)ありました。

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業界団体の相談窓口ではどう推移したか

楓

ここからは受付主体が変わります。自動車公正取引協議会の消費者相談室は、消費生活センターとは別の窓口なので、同じグラフに重ねず、左に5年の推移、右に2024年度の内容内訳を並べました。

自動車公正取引協議会 消費者相談室 買取り関係の相談受付件数(年度・四輪+二輪) 0 100 200 300 183 2020 231 2021 241 2022 228 2023 178 2024 出典:同協議会「2024年度 消費者相談レポート」表1 2022年度が最多 買取り関係の相談内容(2024年度・四輪車) 同協議会 消費者相談室・n=172・件数と割合 契約・取引方法 83件(48.3%) キャンセル 55件(32.0%) 品質・機能 22件(12.8%) その他 10件(5.8%) 付帯費用 2件(1.2%) 出典:同協議会「2024年度 消費者相談レポート」表7
出典:一般社団法人自動車公正取引協議会「2024年度 消費者相談レポート」表1(買取り・四輪+二輪・2020〜2024年度)・表7(四輪車 買取り関係 172件の内容別)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

自動車公正取引協議会の消費者相談室に寄せられた買取り関係の相談は、2020年度が183件、2021年度が231件、2022年度が241件、2023年度が228件、2024年度が178件でした。2022年度の241件が最も多く、2024年度は2022年度より63件(26.1%)少なくなっています。同レポートは「2022年度を境に減少傾向となっている」と記しています。

2024年度の四輪車・買取り関係172件の内容は、契約・取引方法が83件(48.3%)、キャンセルが55件(32.0%)、品質・機能が22件(12.8%)、その他が10件(5.8%)、付帯費用が2件(1.2%)です。キャンセル55件のうち45件(26.2%)は「消費者の自己都合」に分類されています。

この窓口の件数は、PIO-NET(全国の消費生活センター等)の売却系列とは受付主体も母集団も異なります。2021年度を例にとると、PIO-NETの売却相談は1,519件、同協議会の買取り相談は231件で、どちらか一方に統一して増減を語ることはできません。本記事では2つの系列を別々の図として扱っています。

相談の中身と、中古車全体の件数

楓

最後は2枚組です。左は売却相談1,519件の内容別分類、右は「中古自動車」全体の相談件数です。右の数字は購入トラブルも含むので、左の系列の続きとして読まないよう、あえて別の枠に置きました。

売却に関する相談の内容別分類(2021年度) PIO-NET・n=1,519・複数該当あり(割合の合計は100%を超える) 契約・解約 1,326件(87.3%) 販売方法 475件(31.3%) 価格・料金 277件(18.2%) 接客対応 226件(14.9%) 表示・広告 87件(5.7%) 出典:国民生活センター 報道発表資料(2023年3月22日)表2 PIO-NET・中古自動車の相談全体(購入+売却) 年度別相談件数・2026年5月31日現在・売却系列とは定義が異なる 0 2,500 5,000 7,500 10,000 9,034 2023 7,059 2024 8,642 2025 出典:国民生活センター「中古自動車(各種相談の件数や傾向)」
出典:国民生活センター 報道発表資料(2023年3月22日)表2(2021年度・n=1,519・マルチカウント)/国民生活センター「中古自動車(各種相談の件数や傾向)」(2026年7月31日更新・相談件数は2026年5月31日現在)
※ 公式データをもとに、可視化pedia編集部が独自に集計・編集したものです。

2021年度の売却に関する相談1,519件を内容別に見ると、「契約・解約」が1,326件(87.3%)、「販売方法」が475件(31.3%)、「価格・料金」が277件(18.2%)、「接客対応」が226件(14.9%)、「表示・広告」が87件(5.7%)でした。複数の内容にあてはまる相談は重複して数えられているため、割合の合計は100%を超えます。

国民生活センターの「中古自動車」に関する相談全体は、2023年度が9,034件、2024年度が7,059件、2025年度が8,642件です(2026年5月31日現在)。2026年度は5月31日までで861件、前年同期は897件でした。この件数は購入と売却の合算であり、売却に関する相談1,151〜1,519件とは定義が異なります

検索上位の解説記事には、年間7,000件や9,000件という中古自動車全体の件数を売却トラブルの件数として紹介しているものがあります。本記事では、売却に関する相談(2018〜2021年度)、業界団体の買取り相談(2020〜2024年度)、中古自動車の相談全体(2023〜2025年度)を3つの別の系列として扱い、同じ図の中で比較していません。

楓のまとめ|件数・年代・金額の3つを別々に観察する

楓

ここまでの図解を一通り並べると、件数の増加と、相談する人の年代・売却額の変化が、それぞれ別の一次データで確認できます。3つの観察事実に整理してみます。

「車の買取トラブル相談はどれだけ増えた?」という問いに対して、本記事で並べた図解は、中古自動車の売却に関する相談が2018年度から2021年度にかけて368件増えたこと、相談する人の年代と売却額が同じ期間に上がったことを示してきました。増えた理由を断定するのではなく、公表されている数値の範囲で観察事実として整理しておきます。

楓の観察整理
3つの観察事実

観察1. 全国の消費生活センター等に寄せられた中古自動車の売却に関する相談は、2018年度の1,151件から2021年度の1,519件へ368件増え、2021年度は前年度の1.25倍でした。2022年度は2023年1月31日までの登録分で1,157件で、前年度の同じ期間の1,076件より81件多くなっています。

観察2. 契約当事者の年代は、2012年度は30歳代が30.2%で最も多く、2021年度は50歳代が20.2%で最も多くなっています。70歳代以上の割合は7.1%から17.9%になり、平均年齢は43.3歳から50.4歳へ7.1歳上がりました。

観察3. 自動車公正取引協議会の消費者相談室に寄せられた買取り関係の相談は、2022年度の241件が最も多く、2024年度は178件でした。国民生活センターの中古自動車に関する相談全体(購入と売却の合計)は、2023年度9,034件、2024年度7,059件、2025年度8,642件です。

3つの観察事実を重ねて読むと、売却に関する相談は3年で1.32倍、契約当事者の平均年齢は10年で7.1歳、平均売却額は10年で1.33倍という3つの数字が、それぞれ別の図から確認できます。売却に関する年度別件数は2021年度分が最新の公表値で、その後の状況は受付主体の異なる業界団体の系列と、定義の異なる中古自動車全体の系列でしか追えません。資産を手放す場面の別の例として、空き家の仕組みの記事もあわせて参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

楓

相談件数のグラフを読むときは、受付主体・集計期間・定義(売却か、購入を含むか)の3点をセットで確認してください。同じ「中古車の相談」でも、この3点で数字が大きく変わります。

Q1. 車を売るときのトラブルの相談は、どこに何件寄せられていますか?

国民生活センターの発表では、全国の消費生活センター等に寄せられた中古自動車の売却に関する相談は、2021年度で1,519件でした(PIO-NET、2023年1月31日までの登録分)。2018年度は1,151件、2019年度は1,229件、2020年度は1,211件です。売却に関する年度別の件数は、2021年度分が最新の公表値です。

Q2. 相談の内容で多いのは何ですか?

2021年度の1,519件のうち、「契約・解約」に関するものが1,326件(87.3%)で最も多く、次いで「販売方法」475件(31.3%)、「価格・料金」277件(18.2%)でした。複数の内容にあてはまる相談は重複して数えられているため、割合の合計は100%を超えます。国民生活センターは事例として、査定の場での契約、契約後のキャンセル料の請求、引き渡し後の減額を紹介しています。

Q3. 車の売却はクーリング・オフの対象になりますか?

国民生活センターの発表資料は、事業者が消費者の自宅を訪問した場合でも、車の売却は特定商取引法の訪問購入の規制対象から除外されており、クーリング・オフは適用されないと説明しています。同資料は相談窓口として、消費者ホットライン「188」と、一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC)の車売却消費者相談室を案内しています。

🔍 この記事のファクトチェックについて

楓

当サイトはファクトチェックを実施しています。このページのファクトチェックのエビデンスを以下に掲載します。

この記事のファクトチェックについて
確認日:2026年9月

記事内の主要な数値・事実について、確認の度合いを4段階で示しています。

✅ 一次確認:公式発表・省庁・原典で直接確認 🔍 二次確認:報道など二次情報で確認 📊 筆者試算:一次データを基にした独自計算 ⚠ 要確認:状況により変わるもの
✅ 一次確認

2021年度 1,519件(前年度1,211件の1.25倍)・2018年度1,151件・2019年度1,229件・2022年度は2023年1月31日までの登録分で1,157件(2021年度同期1,076件)

国民生活センター「増加する中古自動車の売却トラブル」図1(PDF) →
✅ 一次確認

契約当事者の年代:2012年度 40歳代以下68.8%・60歳代以上18.1%/2021年度 47.7%・32.1%。70歳代以上は94件(7.1%)→237件(17.9%)

同資料 4ページ本文・図2-1 →
✅ 一次確認

平均年齢 2012年度43.3歳 → 2021年度50.4歳/平均売却額 2012年度660,740円 → 2021年度880,867円

同資料 図2-2・図4-1 →
✅ 一次確認

2021年度 内容別:契約・解約1,326件(87.3%)・販売方法475件(31.3%)・価格・料金277件(18.2%)・接客対応226件(14.9%)・表示・広告87件(5.7%)(マルチカウント)

同資料 表2 →
✅ 一次確認

2023年3月22日 国民生活センター発表(図解上の出来事マーカー)

国民生活センター 発表情報(2023年3月22日) →
✅ 一次確認

自動車公正取引協議会 買取り関係の相談受付件数 2020〜2024年度 183/231/241/228/178件・2024年度 四輪車172件の内訳(契約・取引方法83件・キャンセル55件・品質・機能22件・その他10件・付帯費用2件)

自動車公正取引協議会「2024年度 消費者相談レポート」表1・表7(PDF) →
✅ 一次確認

PIO-NET「中古自動車」相談件数(購入+売却)2023年度9,034件・2024年度7,059件・2025年度8,642件(2026年5月31日現在)

国民生活センター「中古自動車(各種相談の件数や傾向)」 →
🔍 二次確認

JPUC車売却消費者相談室の相談件数 2020年2,200件/2021年2,391件/2022年2,822件(暦年)。日本自動車会議所の記事で確認したもので、JPUC公式の一次表は未確認のため本文・図解には使用していません

日本自動車会議所 記事 →
📊 筆者試算

+368件(1,519−1,151)・+32.0%(368÷1,151)・1.25倍(1,519÷1,211)・同期比1.08倍(1,157÷1,076)・+10.8ポイント(17.9−7.1)・+7.1歳(50.4−43.3)・1.33倍(880,867÷660,740)・▲26.1%(178÷241)・1日あたり約4.2件(1,519÷365)。いずれも一次データからの編集部算出

算出元:国民生活センター 報道発表資料(PDF)/自動車公正取引協議会レポート →
⚠ 要確認

中古車の売却に関する相談の年度別件数は2021年度分が最新の公表値です。2022年度は2023年1月31日までの途中値で、年度確定値ではありません。年代別・平均年齢・売却額は不明・無回答等を除くため、合計は図1の件数と一致しません(2021年度の年代別合計1,324件、売却額別n=866)。平均年齢の「49」「50」は原典表記のままで、本記事では桁揃えのため「49.0」「50.0」と表記しています

変更の可能性あり。国民生活センター 中古自動車の相談ページ →
⚠ 要確認

「中古自動車」相談全体(2023〜2025年度)は購入と売却の合算で、売却系列とは定義が異なります。自動車公正取引協議会の件数も受付主体が異なるため、3つの系列は本記事内で比較していません。国民生活センターは発表資料で増加の背景として新車販売台数の減少・契約当事者の高年齢化・運転免許返納件数の増加を「考えられる」と記していますが、同センターの見解であり本記事はこれを検証していません

国民生活センター 報道発表資料(PDF) →

参照した公式情報源

国民生活センター「増加する中古自動車の売却トラブル」(PDF) 2023年3月22日発表・相談件数推移・年代・平均年齢・売却額・内容別分類 国民生活センター 発表情報(2023年3月22日) 報道発表資料のHTML入口・年度別件数のテキスト記載 国民生活センター「中古自動車(各種相談の件数や傾向)」 中古自動車の相談全体(購入+売却)2023〜2025年度・2026年5月31日現在 自動車公正取引協議会「2024年度 消費者相談レポート」(PDF) 買取り関係の相談受付件数2020〜2024年度・内容別内訳 消費者庁「中古自動車の購入・売却等トラブルにご注意ください!」 注意喚起と相談窓口の案内(件数の出典ではありません) 国民生活センター「車を売る際は要注意!中古車の売却トラブル」(2024年6月18日) 相談事例と窓口案内のリーフレット(件数の記載なし)
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